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【感想】 「虎に翼」 寅ちゃんを愛してる!

先日、「虎に翼」が終わりましたね。

初めて見た、朝ドラ。
初めてが、「虎に翼」で本当に良かった。
寅ちゃんを大好きになった半年間でした。


朝ドラのことも、法のことも、全然知らないけど、自分なりに感想を書いてみました!

感想というより、ただ好きなところを紹介してるだけのブログかも……

⚠️ネタバレ注意⚠️

あと、めちゃくちゃ長いです。



イラスト描いてみた

まず、突然ですが、「虎に翼」の女学校時代の寅子ちゃんを描いてみました!

学生の素人の絵でございます。
優しい目で見ていただけたらいいな


寅ちゃん 女学校時代

私は、絵を描くことが趣味でして、、、
大好きな寅ちゃんの絵を描いてみました!!

オープニングのあの絵柄風に書きました。
寅子ちゃん役の伊藤沙莉さんの写真を見ながら描きましたが、いやー、難しい!全然似てない!!

伊藤沙莉さんの魅力を引き出せていない、雑な絵になってしまいましたが、折角描いたので、
載せておきます笑



初めての朝ドラ 寅ちゃんとエリー

先ほど書いた通り、私は、今まで朝ドラというものを見たことがありませんでした。
ドラマをよく見るようになって、なんとなく気になって、今年の春から見始めました。

ちょうど再放送されていた「ちゅらさん」と
「虎に翼」。

正直はじめの方は、華があり可愛くて、明るい少女漫画のヒロインのような主人公エリーの「ちゅらさん」の方が、惹かれていました。
ドラマの見た目の華やかさは、やはり第一印象になるというか、、、


「ちゅらさん」のエリーと「虎に翼」の寅子。
どちらも、ちょっとお節介で、活発で、周りを引っ張って突っ走っていく性格は、同じです。


ただ、同じお節介でも、寅ちゃんの性格の方が私の好みだったというか、時代のせいなのか、だんだんエリーの性格に、ついていけなくなっていきました。

寅ちゃんは、確かにお節介なんだけど、自信家で、頭もキレて、「はて?」の一言で周りをハッとさせてしまう。そんなところに、どんどん惹かれていきました。
ちゃんと、"地に足がついている" みたいな。
人間味のあるキャラクターだと思いました。

結局、途中で「ちゅらさん」を見るのを諦めてしまったのですが、原因は、エリーの性格にだんだん苛立ちを感じるようになったこと。遂に見つけた夢、看護婦になるための道のりが、あまりにも短いというか、もっと、看護学校編とか見たかったな、と思ったこと (私は根っからのスポ根好きなのです……)。あまりにもキラキラ少女漫画すぎたこと。
かな。とにかく、私には合わなかった。


話が少々それました笑 
2つのドラマを比べて、ぐちぐち言うのは、つまらないですね。すみません。。(まったく、これだから、ブログ初心者は!)

合わなかったドラマの話をするよりも、寅ちゃんに話を戻します。


全体の感想

私は、駆け抜けてくような、疾走感のある、寅ちゃんの学生時代も好きなんですが、どちらかというと、戦後の様々な苦しみ、悲しみ、挫折、そして、そこから人として、母として、裁判官として、成長していく寅ちゃんのほうが好きでした。

つまり、後半になるにつれ、どんどんハマっていく感じ!!

昨日、完結したとき、「虎に翼」に関するたくさんのニュースが流れてきましたが、それを読む限り、今回の朝ドラは、一般的に見ても、なかなかの異色作だったというようなことが分かりました。

確かに、朝8:00から放送するにしては、かなり重くて暗い内容が、多かったな、と改めて思います。
ずっと朝ドラを見ている人からは、どう思われていたんだろう、と気になるところです。



私の好きなシーン ベスト10

さて
ここからは、私の好きなシーンをランキング方式で、紹介したいと思います。


☆第10位 母・はるさんが亡くなるシーン

 寅ちゃんと共に、泣き叫んだシーンです。
今まで家族を、寅ちゃんを、支えてくれたはるさんは最期まで私にとって、カッコよくて、芯の強い女性でした。
こんな母になりたい。いや、母だけじゃなく、同じ女性として、人として、憧れる存在。


☆第9位 寅ちゃんが優三さんの死に向き合うシーン

ここも、大泣きました。
もう、ずっと涙腺ゆるゆる笑
こんなに涙もろいと先が心配です、、、
優三さんと2人で美味しいものを食べる約束。悲しい。寂しい。
でも、この場面は、寅ちゃんがまた法の道に戻ることを決意したところでもあるから、また、あの寅ちゃんが帰ってくるのかな、と思うと嬉しくなりました。
母・はるさんが、心にぽっかり穴が空いてる寅ちゃんを心配して、お金を持たせて、背中を押し出すところも良い。はるさんも花江ちゃんも、こうやって苦しみを吐き出したのね、と。
音楽も良かったッ!!


☆第8位 原爆裁判の原告ミキさんによねさんが語りかけるシーン

"声を上げた女に、この社会は容赦なく石を投げてくる。傷つかないなんて無理だ。
だからこそ、せめて心から納得して、自分で決めた選択でなければ。"

「虎に翼」第23週 114話 山田よね

よねさんの言葉は本当に心に刺さります。
女であることの苦しみを知っているからこそ、言える言葉だな。
このドラマでは、寅ちゃんの成長と同じぐらい、よねさんの成長を感じました。


☆第7位 寅ちゃんと航一さんの結婚シーン

苗字を変えない結婚。
寅ちゃんがどうしても譲れなかったところ。

この結婚には、どうやら賛否両論あるみたい。
学生の私からすれば、結婚はずっと遠いところにあるような気がするし、そもそも結婚についての知識がない。
だけど私は、この寅ちゃんと航一さんの結婚はとても素敵だと思いました。
寅ちゃんらしいというか。寅ちゃんの本当に満足できる結果を、航一さんも望んでいるんだろうなって。


☆第6位 涼子さまと玉ちゃんの和解シーン

2人がお互いを大切に想いあっているからこそ、ぶつかってしまったんだな。
和解シーンは本当に良かった。
2人の友情に涙。


☆第5位 梅子さんが家族を捨てるシーン

梅子さんがただただカッコよかった!
「ご機嫌ようっ!」と言って、勢いよく襖を開けて、出て行くところは、よねさんや轟さんのように、「よくやった!すごい!梅子さん!!」って笑ってました。
家族に縛られるぐらいなら、捨ててもいい!
梅子さんの爽快さにやられました。


☆第4位 優三さんが戦地へ行く前のシーン

"寅ちゃんができるのは、寅ちゃんの好きに生きることです。また弁護士をしてもいい。違う仕事を始めてもいい。優未のいいお母さんでいてもいい。 僕が大好きなあの、何かに無我夢中になってる時の寅ちゃんの顔をして、何かを頑張ってくれること。 いや、やっぱり頑張んなくてもいい。 寅ちゃんが後悔せず心から人生をやりきってくれること。それが僕の望みです。"

「虎に翼」第8週 40話 佐田優三

回想のシーンでもでできました。
この言葉に、何度泣いたか……
どんだけ、私を泣かせるんですか!優三さん!!
優三さんの優しさに私までどっぷり浸らせてもらいました。

この言葉、道に迷ったときに、思い返そう。


☆第3位 よねさんの熱い弁論シーン

"刑法 第200条。
尊属殺の重罰規定は明らかな憲法違反です。昭和25年に言い渡された、刑法第200条の最高裁合憲判決。その基本的な理由となるのは、人類普遍の道徳原理。
はて?
本件において、道徳の原理を踏みにじったのは誰か? 尊属である父を殺した被告人ですか?それとも家族に日常的に暴力を振るい、妻に逃げられ、娘を強姦し続け子を産ませ、結婚を阻止するために娘を監禁した被害者である父親ですか?
暴力行為だけでも許し難いのに、背徳行為を重ね、畜生道に落ちた父親でも、彼を尊属として保護し、子供である被告人は、服従と従順な女体であることを要求とされるのでしょうか?
それが、人類普遍の道徳原理ならば、この社会と我々も畜生道に堕ちたと言わざるをえない。
いや、畜生以下・・・クソだ!!!"

「虎に翼」第25週 126話 山田よね

随分と長くなりました。
でも、どうしてもこのよねさんの弁論を載せたかった。
熱い熱い弁論。
どんなジャンプ漫画よりも熱かったわ。
これが、まさに、よねさんの集大成。
よねさんの「クソ」そして、まさかの「はて?」には驚きました。最高だった。 
そして、この後の桂場さんの忠告、轟さんの謝罪、かと思えば、小声で「行けっ山田!」。
私も「行けっ!よねさんっ!」って叫んだわ。



☆第2位 虎ちゃんと桂場さんの最後の対話シーン

法とは何か。
法は法か?武器か?盾か? 
寅ちゃんの「船」という答えが、私には1番しっくりきました。
優しくて、愛に溢れた、寅ちゃんらしい答え。

桂場さんが、寅ちゃんとその仲間たちを見て、フッと笑うところ。グッときました。
あの、桂場が笑ったーー!(呼び捨てごめんなさい)

仲間たちを見て、航一さんの言う  "あの得意気で幸せそうな顔" をしてる寅ちゃん。
そして、「地獄の道はどう?」と聞くお母さん。
「最高ッですっ!」
私からも言わせて。
最高ッですっ!


👑第1位 家庭裁判所設立の大晦日の夜シーン

やはり、これが1位。
わりと、即決だった。

"人間 生きてこそだ。
国や法、人間が決めたもんは、あっという間にひっくり返る。ひっくり返るもんのために死んじゃならんのだ。
法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ。
幸せになることを諦めた時点で矛盾が生じる。
彼がどんなに立派だろうが、法を司る我々は、彼の死を非難して、怒り続けねばならん。"

「虎に翼」第11週 55話 多岐川幸四郎

多岐川さん。登場シーンから、ずっと変な人だなと思っていたけど、寅ちゃんと同じぐらい、愛に溢れた人だなと思ったシーンだった。
なんて熱い人。大好き。

本当に、この言葉は大切だと思う。
誰よりも正義感が強かった花岡さん。それでも、いや、だからこそ、死んじゃダメ。

もう二度と、その人と話すことができなくなるから、死んじゃダメ。

人を殺しちゃいけない理由は、分からない。だからこそ、人を殺しちゃダメ。
寅ちゃんが美雪ちゃんに言った言葉。これにも、賛否両論あるみたいだけど、私は寅ちゃんのこの答えに賛成。
なぜ人を殺すことはいけないのか、私も、ちゃんとした答えは分からない。人によって答えは変わるし、ある意味、どれも正解でどれも不正解だと思う。
このドラマは、それを伝えたかったんじゃないかな。人それぞれの答えがあって、正解がある。
寅ちゃんの答えは、思ったよりもシンプルで純粋。変に複雑な言葉で飾るよりも、私には遥かに共感することができた。

また、話がそれちゃったかな?

私のベスト10は、これで以上!


おわりに

やだ、気がついたら、こんなにも長い記事が出来上がってしまった。
2回目の記事でこの量。
私、この先、大丈夫かしら?

いや、だって!
そもそも、半年間の超ボリューミーな朝ドラの感想を1つの記事にまとめることは、まず不可能なのよ‼️
これから朝ドラの感想を書くときは、毎週毎週ちょっとずつ、投稿していこ。


と、まぁ、いろいろと話が散らかった記事ができました。 でも「好きなことを好きなように書く」という私の目標には、合っている、かな?


ここまで、長々とありがとうございました。
もしかしたら、前半と後半に分けて、再投稿とかするかもしれません!!


最後の最後に。
寅ちゃん、半年間ありがとう!お疲れさま!
愛してる。 
さよーなら、またいつか!
(良い締めができた)

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