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会社に依存しないキャリア(diary156)

こんばんは!
丹路です。

本日は土曜日の投稿になります。
採用を行うにあたり、組織の在り方や方向性が大切だなと感じます。
採用手法も人事のみで完結するよりも、全部署を巻き込んだスクラム採用が主流になってきている中で、全部署が協力的じゃないと良い採用もできないなと。良い採用を行うために、人事側が他部署にしっかりと協力依頼することが必要です。
各部署それぞれのKPIを追う中で、採用はコストと考える会社もあります。背景から伝えること、根本的な理解が必要です。
その役割を担っている以上、もっと他部署とコミュニケーションを取っていかねばと内省した導入でした。

さて、本日は‘‘会社に依存しないキャリア‘‘です。

コロナの感染拡大から、失業者を増やし採用を辞める会社が2021年ごろ加速しました。
リモートワークがかつてないレベルで進み、従業員と会社との関係も変化しつつあります。

スタートアップベンチャーの会社では、新卒採用をせず中途採用する企業は増えており、どこに行っても通用する力をつけることが求められていると考えます。
今は採用自体も復調しつつありますが、経済環境も会社も不安定になるし、リストラも起きているのは事実です。
こうした中で、個人が主体的に自分のキャリアを作らなくてはという風潮が、相当高まっています。
私が繋がっている人材系の方々も、上記のように考えている傾向です。

そもそも前提として、ここ数年で大企業でも(勤務年数に比例して給与が上がる)年功給の撤廃が進み、終身雇用制度自体がもう難しい時代であることを表明しています。
私が勤めている会社でも、メンバーシップ型ではなくジョブ型雇用を加速していくと表明がありました。

コロナ禍になったからか(きっかけはコロナかと思いますが)経済から来たのかはわかりませんが、個人は「このまま今の会社にいても、永遠に雇用は守ってもらえるわけではない」と強く認識している、ということです。
逆にこの考えを持っていない人は、相当危機感を持った方が良いということです。

変化のスピードが求められる。


コロナ禍でオンライン化が進み、リモートワークも増えた結果、個人にとって「組織に所属する意味」は、よりシャープに追求されるようになっています。
企業にしても情報のスピード化が進み、企業寿命のサイクルも早くなっています。新しいことをやらなくてはならないと、この10年程で中途採用を増やす流れがはっきりと出てきています。
こうして雇用慣行が変わる中で、会社が働き手を選ぶのではなく、会社が働き手に「選ばれなくてはいけない」時代になっています。
※選ばれるには採用や人事、人のキャリアに紐つくをことを徹底して考えねばいけないと思い、導入採用の話をしました。
上記は企業の話、個人が今やるべきことは、自分自身がどこにでも適用する力をつけていくことです。

組織と企業の関係性


コロナによる変化で、働く側と組織の関係がほぐれている気がします。粘着性が高かったのが、「さわやか」になったと思います。
以前は会社に来て仕事をすることが働くことでしたが、リモートワークが浸透する中で、家で働いて、家族といても仕事ができようになりました。そして「このままでいいんだっけ」と、今までの働き方を見つめざるを得ない時間ができたのです。

副業など働き方の選択肢が広がり、キャリアの自立度は高まったのではないでしょうか。
最近では社員のカルチャーそのものの変革スピードを上げたいなどのタレントマネジメントや、人材育成のシステム作りなどの企業側のニーズも高まっています。そういった分野の求人は、今後も活発に動くと思います。

本質的には、自分のキャリアを見つめ、ケイパビリティ(強み)やポータブルスキル(会社の枠組みを超えて通用する力)のレベルにまで抽象度を上げることで「実はこういう職種にも転用できる」というのが見えてきます。
「この業界・職種がなくなったからお先真っ暗」と考えるのではなく、この業界、この職種でやってきたことは、どういう変容の可能性があるかと考えること。転職だけではないバリエーションが広がります。
コロナを機に、企業と個人の結びつきのバリエーションが増えました。リモートワークもそうですが、オフィスの縮小や移転、副業や兼業など、個人の意識が変わりました。
個人がキャリアを考える時には、今までのような単純に転職するだけではなく、キャリアについても選択肢が増えています。
企業側も、場所や従来の働き方に囚われない人材採用を進めています。例えば、エンジニアは首都圏で採用が難しいので、それを勤務地フリー・月1回出社で構わないという条件で、首都圏以外に住むエンジニアを雇用したり、業務委託で募集したりしています。

コロナの影響はいまだに変数が多く、断定的にはわからないですが、ただキャリアや働き方のバリエーションが広がることだけは間違いないと思います。

今後はいろいろビジネス界が、形を変えながらアジャストしていかなければなりません。
ビジネスや働き方、サービスやデリバリーの仕方など、ビジネスモデルをイチから作り直す必要に迫られます。
こういうときには雇用ニーズがすごく出てくる、比例してくる、ということです。

また来週!!

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