Mチップ搭載MacでWacomタブレットを使おうとするとエラーが出る時の対処法

はじめに

この記事は、僕がintel製CPU搭載のMacBook ProからM2チップ搭載  MacBook proに移行した際、それまで使用していたWacom Intuos Sとの接続がうまくいかなくなった為に奮闘した際の記録です。
はじめにtwitterで軽く公開していましたが、何人か参考にしてくださっていたので、noteで記事としてまとめようと思います。
※僕もあまり詳しい方ではないので、とりあえず自分がやったことを記録しますが途中迂回をしている可能性もあります。あと単純に忘れてしまっていることが多い。


環境

まず、僕が移行前に使用していたマシンなどのスペックをわかる限り記載していきます。

移行前

MacBook Pro 13inch 2017
intel core i5
OS Ventura 13.?
メモリは忘れました。結構弱かった気がする。
これにWacom Intuos S(2018) 有線タイプを接続してPhotoshopをガンガン使用していました。
Photoshop使いながらIllustrator同時に開いたり、動画編集したりしていたので結構酷使していたのではないかと思う。最後の方はPhotoshopが頻繁に落ちてその度にクソデカため息を吐いたり頭を抱えたりしていた。

移行後

MacBook Pro 14inch 2023
apple M2チップ pro
OS Ventura 13.2.1
メモリ32GB
ソフトが落ちまくるので怒りのメモリガン積みにして新調した。intel搭載のwindows機は別にあるのだし、Mチップも出たとのことで好奇心が勝ってMチップ搭載にした。

データの移行に関してはmacに標準搭載されている移行アシスタントを使用しているはずだが、TimeMachineのデータを移行したような気もしている。定かではない。

何も考えずに新PCにペンタブをブッ刺して使おうとしたが反応しなかったので、とりあえずIntel製ドライバのままだな、と思いドライバを再インストールした。はず。

それで冒頭のツイートの様である。エラーめっちゃ出た。


解決策

ダラダラ書きそうなので簡潔に記載する。

USBアクセサリの接続許可、及びAppStore以外からのアプリケーションの実行許可

とりあえずこれをやった。
MacOS 13 VenturaはUSBアクセサリなどの接続にちょっと厳しいからだ。詳細は以下のサイトを参照のこと。

とりあえず僕の使用環境では他人のUSBを使用するとか、そもそもデータの受け渡しにUSBを使用するような作業がないのでロックされていなければ許可している。
(不特定多数が使用するようなPCではあまりこの設定にはしたくないなと個人的には思う)
アプリケーションの設定に関しても、AppStore以外からのアプリケーションも実行できるようにしておく。

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→下の方にスクロールすると「セキュリティ」欄があるので、このように設定する。

タブレットドライバーの再インストール

インストールに関してはWacom公式から。
以下のページの下部に最新ドライバが表示されているが、一部対応されていない製品もあるようなので確認してほしい。
検索欄で自身が使用しているタブレットの最新ドライバも確認できるのでそちらがおすすめ。

インストールの際に既存のドライバとの重複を指摘された場合は上書きでOK。

セキュリティ警告について

インストールの際に警告が出る場合があるが、以下のページを参考にして許可していってほしい。

https://support.wacom.com/hc/ja/articles/9753655984663

開くのが面倒という人は、とりあえず「アクセシビリティ」と「入力監視」を許可すればOK。
「WacomTabletDriverは終了するまではキーボードの入力を監視できます」みたいなのが出たら終了して再度開く。Macに従え。

再起動する

ドライバのインストールが完了したら適用の為一旦再起動を挟む。
再起動してもエラーが出るままなんだけど?という人、焦らないでほしい。まだやることがある。

プライバシーとセキュリティからWacom系を一旦削除する

インストールしたときに許可したのに????? と思われるかもしれないが削除する。削除したらなんとかなったからだ。
僕も詳しくないので定かではないが、設定欄に表示されているのはIntel版に対しての許可であって再インストールしたものとは別物になっているのでは?という想像と、普通にセキュリティ周りでブロックされてるんじゃないかと思う。

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「アクセシビリティ」と「入力監視」にあるWacom系を削除する。
削除はスイッチをオフにするのではなく、一覧の下にあるマイナスボタンから行う。
Wacom系ってどれ?という人は公式のステップ4の一覧に表示されているアプリを参考にするといい。公式では追加するように言っているが今回は削除する。
下の方にアプリケーションのファイルが〜とかあるが、そこら辺は確か触らなかったと思うので削除不要。
アクセシビリティだけでなく入力監視の分も削除する。

再起動する

ここに来てまた再起動する。
僕の場合は再起動時に前工程で削除した奴らから許可するように求めるポップアップが出たので、それらを許可したらひとまず使えるようになった。
再起動したがポップアップが出なかった!という人は、先ほどの公式のステップ4をそのとおりに行えば良い。
うまくいっていればこの手順で使用できるようになっているはず。


MacのFinderにおける隠しフォルダ表示は結構な頻度で使用する(気がしている)ので、覚えておくほうがいい。
command + Shift + . で表示/非表示を切り替えることができる。


僕は板タブでしたが、液タブの方でもこのエラーが出るようです。
Wacom公式から「Mチップ対応しとるで」と声明が出たのは2023年5月でしたが、僕がこの症状に陥った2023年3月にはMチップ対応ドライバーがリリースされていたのでよくわからん。
今思えば単純にドライバーインストールし直すんじゃなくてセキュリティ周りの許可ができていなかったのでは?となったが、当時の僕もそこに気づかずに右往左往していたんだろうか…? セキュリティ周りは許可したと言っているので多分単純なやつじゃなかったんだろうなと思う。思いたい。

手順説明みたいなのは不慣れなので読みにくいことこの上なかったかと思いますが、役に立てば幸いです。

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