AKB48プロデュースにおける秋元康さんの文脈について

ぼくはよく「AKBはなぜ成功したのですか？」との質問を受ける。
そのとき、師匠である秋元さんが作ったものだから迂闊なことは言えないのだが、しかし弟子の立場から、秋元さん自身の「文脈」についてなら話せる。秋元さんがどういう文脈でAKB48をプロデュースしたのか——その来歴や背景についてならコメントできる。
そして、そのことを話せば、たいていの場合で喜んでもらえるのだ。

では、秋元さんはどういう文脈でAKB48を作ったのか？

実は、秋元さんには一つの弱点があった。