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これから「ものづくり」が最大の成長産業となる理由

ぼくが今好きなYouTuberで「ものづくり太郎さん」という人がいる。

「ものづくり」とはいわゆる「製造業」のことだ。ものづくり太郎さんは製造業、特に日本の製造業が好きで、そのことについて話題にすることが多い。ただ、世界にも目を向けていて、世界のものづくり(製造業)についても語っている。

このチャンネルが好きでよく見ているのだが、なぜこれほど興味があるのか、初めは分からなかった。というのも、ぼくは今まで「ものづくり」にはほとんど興味がなかったからだ。従って日本のものづくりについてもほとんど知らなかった。

ところが、先日ふいに気づいた。自分がこのチャンネルを好きになったのは、ある「文脈的な意味」があったということに。そこで、今回はその文脈的な意味について書いてみたい。

結論からいうと、これからの社会は「ものづくり」が来る、ということである。経済の大きなウエイトを占めるようになるだろうし、社会においてきわめて重要な位置を占めるようにもなる。

こういうと、違和感を覚える人がいるかもしれない。というのも、今はいわゆる「物余り」で、「作れば売れる」という時代はとうの昔に終わり、日本の製造業などはどちらかといえば元気がないように見えるからだ。昔は津々浦々にあった町工場が今はかなり潰れてしまい、製造の拠点はほとんど中国を初めとする東南アジア諸国へ移管してしまった——そんなふうに思われている人が多いかも知れない。

ぼくもそうだった。ぼくも、日本の製造業はなんとなく「終わっている」というイメージで、そこに将来性があるとは思っていなかった。それよりも、やはり世界のフィロンティアはITだし、日本はサービス業くらいしか将来性はないと思っていた。それは、コロナでますますそう思っていた。

ところが、そうではなかった。今、ある理由によってものづくりに急速に焦点が当たっているのだ。その「ある理由」とは何か?

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