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「能登半島地震」被害状況・本日午前7時時点、高齢者関係は断水3施設・停電1施設

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年1月2日(火)第1135号*****

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「能登半島地震」被害状況・本日午前7時時点、高齢者関係は断水3施設・停電1施設
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 昨日(1月1日)午後4時10分ごろに発生した「能登半島地震」で、厚労省の発表によると高齢者関係施設の被害状況は、本日(1月2日)午前7時時点で「断水」=3施設(石川県七尾市・金沢市・富山県氷見市)、「停電」=1施設(石川県穴水町)だった。

 また、新潟県上越市(1施設)と、新潟県燕市(1施設)の計2施設で「給湯管等に被害」があった。このため「本日午前7時点で、被災した高齢者関係施設は合計6施設」と発表した。

 厚労省は「これらの被害があった施設において(発表時点で)人的被害なく、引き続き情報収集に努める」と述べている。政府は地震発生直後に、岸田文雄首相を長とする「非常災害対策本部」を設置した。

 本日(1月2日)開催した「非常災害対策本部」の会議=写真・首相官邸HPより=で、岸田首相は「被災者の救命・救助は、時間との勝負だ。特に、建物の倒壊などによる被害者は一刻も早く救出する必要がある」等と述べ、政府を挙げて救助・救援に取り組む決意を述べた。

 また関係する機関等へも、多方面での協力を依頼した。これらに関する、岸田首相の発言要旨は次の通り。

 ▼昨日(1月1日)最大震度7の「令和6年能登半島地震」が発生した。これまでに多数の人的被害・建物倒壊・火災など、非常に大規模な被害が確認されている状況だ。お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げます。

 ▼また、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。現在、政府の総力を挙げて、被害状況の把握と初動対処に当っているが、関係省庁が緊密に連携して対応をする必要があることから昨日、私を長とする「非常災害対策本部」を設置した。

 ▼さらに、地震による被害状況及び現地の対応状況等を把握し、現地での最大限の対応を行うため、石川県に古賀内閣府副大臣を長とする「非常災害現地対策本部」を設置した。

 ▼時間の経過、夜明けとともに、被災状況が徐々に明らかになってきている。被災者の救命・救助は、時間との勝負だ。特に、建物の倒壊などによる被害者は一刻も早く救出する必要がある。

 ▼自衛隊・警察の広域緊急援助隊・消防の緊急消防援助隊については、昨夜のうちに自衛隊の航空機など、あらゆる手段を用いて現地に部隊を進め、順次救命・救助等の活動を開始しているが、引き続き部隊を最大限動員する。

 ▼どうか、住民の安全確保を最優先に、救命・救助活動に全力を尽くしていただきたい。また各省庁においては、被災自治体とも連携して、食料・毛布・燃料などの必要な物資の確保、医療行為の提供や、電力・水道等のインフラの復旧など――

 ▼被災者の支援に万全を期していただくよう、お願いいたします。プッシュ型の支援も活用しつつ、先手先手の被災者支援をお願いしたい。

◇─[後記]─────────────────

 まさか、年明けの初日にこのような「大災害」が起きるとは、誰しもが予測できなかったでしょうが、これこそが「大災害」と称されることの所以だと思います。一般マスコミによれば、負傷者に加え死者の確認も報じられています。

 厚労省は今後も続報を発表しますが、被害状況は拡大する可能性もあります。また、能登地方を中心に地震の発生は頻発しています。全国の介護事業者の方々には、例えどの地域であろうと、可能な限りの警戒体制を取っていただきたいと思います。

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