見出し画像

飄々としていたい

ここ一年ほどは事務系のアルバイトをしている。
質問や確認など、仕事で生じる担当者とのラリー。チャットツールの送信ボタンを押す前に、書いた自分の文章を何度か読み返す。よし、と思う。
用件が済み、やりとりが終わったはずのチャットを見ては「ここはうまく伝わるように書けたな」とか「もうちょっと文章削っても良かったな」などと分析している。

そもそもアルバイトが書く連絡チャットなんて練るものではないから、少し推敲するぶん仕事は遅い。(そして時給は上がらない…)
だけど、自分の書いた文章が好きなんだったらもっとたくさん書いてたくさん読みたいな!と、このバイトのおかげで思い出した。私は書くことが好きだったのだ。思い出すまでに一年以上かかった。
いや…いつの間にか書くことをやめてしまってから、かなり時間が経ってしまっている。

今は詳細を省かせてもらうが、近年はありとあらゆるものとさようならをした。そうして何もなくなった空洞の奥底にチラリと光った、小さな欠片を取り出して眺めている。
本当は、浮世離れしたかっただけなんだよね。
世の中の面倒なことから少し離れた場所で、すまし顔で飄々としていたかった。ほんとうにそれだけ。何をやりたいとか未だにわからない。でも飄々としていたい。
…なんだそれは?

このnoteでは、見つかってしまった原初の自分と、社会の端っこをギリギリで掴んでいる現状をどうやって折り合いをつけていけるか?という「人生史上最大のもがき」を記録していく予定。

よろしければたまに見に来てください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?