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「外側から見たG7広島サミット」

皆さんこんにちは、前回の加西市長選挙の記事から続くわけなんですが、19日の夜8時頃に市長選挙の取材が終わり、地元の隠れた名店焼肉屋「上海」でラーメンと少し焼肉を食べてから、いつ交通規制があるかも不明なのでその日のうちにG7が開催される広島へと車を走らせた。


途中、パーキングエリアで休憩を挟みながら、0時ごろに広島に到着し、まず最初に向かったのは広島空港だ、深夜にも関わらず物々しい警備体制で、空港の駐車場に入るにも「何目的できましたか?」と確認されるほどだ。


そして次に向かったのは、宮島フェリー乗り場、20日まで各国の首脳が会合を開いているため、宮島に住んでいる人しかフェリーに乗ることができず、ここも厳重に警備が敷かれていた。

続いては、広島を抜けて山口県の岩国に向かい岩国米軍基地へと向かった、こちらは19日バイデンアメリカ大統領が日本に降り立った場所である。
本来ならば、各国の要人はパスポート片手に広島空港などの表口から入国するのが常識であるが、バイデンは日本の主権はアメリカが握っていると言わんばかりにパスポートも必要なく出入国が可能な米軍基地から入国したのであろう。
過去にトランプ元アメリカ大統領も、横田米軍基地から日本に入国し米軍人に「Remenber Pearl Harbor」(真珠湾を忘れるな)と演説したことも記憶に新しい、そして今回のG7時に起きたアメリカ政府関係者が日本のパトカーの中を調べたりと、我が国はいまだに主権国家と呼べるには程遠く、アメリカ政府の植民地支配に置かれている現状がこれだけでも把握できる。


そして朝に向けてこの日は車中泊をするため近くの「トライアル」さんの駐車場で少しの仮眠をした。

7時に起床し、再び広島に向けて車を走らせた、8時をすぎると平和大通り付近では交通規制が行われ、一般車両の通行一切できない状況である。



なので筆者は近くの車を駐車場に止め歩いて付近の取材を行った、原爆ドームや平和資料館などはフェンスに囲われ一般客は入れない状態、筆者がフェンス越しから撮影するも、警察官に止められ職質を受ける始末であった。
そこで警察官から言われた言葉は「どうしてフェンスで隠してるのに撮影するのですか?」であった。



そして、原爆ドームの撮影をするため、周辺を歩いていると、20日に行われた日米豪印首脳会合(クアッド会議)が行われるため来日していたインドのナレンドラモディ首相を乗せた車両が目の前に、なんと、インド国が、この日のために、広島県にインドの平和活動家である「ガンジー像」を贈呈するための式典が行われてたのである。贈呈式が終わると、そのまま車に乗って次の日程に移るのかと思いきや、外で待っていた在日インド人の方々に歩み寄り挨拶を行うというパフォーマンスも。

次に向かったのはG7広島サミットの会場である「グランドプリンスホテル広島」に向かった、流石に会場近辺ということもあってか、かなりの厳戒態勢と報道陣の数、目と鼻の先にあるコンビニでさえパスがないと入れない状態だ。
そこに1人の宗教者の方がプラカードを持ってアピールしていたのだが、それすらも見せない警備体制も確認された。
今回のG7サミットで警察官もピリついているのか、これ以外にも、中核派が主催するデモにて言葉通りに何もしていない参加者を引き摺り回し暴行を加えた上で逮捕を行うなどという、G7参加国の首脳が見たら唖然とするような人権無視の警備態勢も見られた。

そして広島を車で走らせていて周囲の状況を観察していると、ここでニュースが入りなんとウクライナのゼレンスキー大統領がG7に参加するため日本に来日したとの知らせが、急いで先程の「グランドプリンスホテル」へと法定速度内でぶっ飛ばしながら駆けつけた。
すると、報道があってからか、先程の人数よりも数倍多い報道陣や一般客などで埋め尽くされたいた。
ゼレンスキー大統領は16時30分ごろに会場に到着した、今回日本は人道的支援のためか?ウクライナ政府からの要請でに自衛隊車両100台提供することが決まった、本来G7のホスト国であるならば、そして原爆が落とされた唯一被爆国の日本、いや広島出身者の首相であるならば、開催地で発信するメッセージは、日本は車の提供の話や武器共有の話ではなく、ロシア政府を呼び出して、和解へ導くことが本来のG7のあり方であろう。

グランドプリンスホテル取材後、ホテルに到着し、少ししてから晩御飯を食べに流川付近へ出かけた、食事が終わり、街中をぶらぶらしていると、9時30分だというのにも関わらず物々しい警備体制が敷かれ、近づくと以前参議院補欠選挙の時に泊まったホテルのすぐそばの料亭に要人が食事にやってきたのである、見える位置まで近づくことができ、待てども中々出てこない、3時間ほど待機しようやく出てきたのは、米国政府関係者の「トニーブリンケン国務長官」であった、今回広島で開催ということもあり各国の首脳らは平和祈念資料館の視察を行っていたのであったが、唯一視察の取材に対し難色を示していたのが米国である、とある報道関係者から聞いた話によると米国政府関係者は、外務省に「バイデン大統領にあれを見せるなこれを公開するな」と指示をしていたという話も。
因みに国務長官という役職は日本でいう外務大臣の様な役職であり、秘密裏に行われる日米合同会議などにも大きく関わってくる、ご存知の方も多いであろうが、日米合同会議は主に在日米軍関係の協議が行われ、日本の官僚と在日米軍のトップ、その他にも米軍側のほぼ9割が米軍関係者なのに対し1割が外務関係の人間であるためここにも深く関わってくるであろう。

そして撮影後、筆者はホテルに着き、明日に備えた。

21日、この日はG7サミット最終日でもある、最終日はまずNGO団体が主催している入管法についての記者会見に向かった。
今国会でも問題になっている入管法改正、これが通ってしまうと難民として日本に来た方が、まともな審査もされず認定が降りず強制送還がされやすくなってしまう、しかも日本の難民認定は先進国の中でも非常に低く、資料の中で一番高い、ドイツが25.9%なのに対し日本は0.7%といった数字である。
それだけでなく、6月7日現在に出てる映像だけでも目を塞ぎたくなるような、入管管理局による拷問の様な「制圧」行為が新たに出てきており、非常に問題視されている、これの現状をG7に関わる各国の首脳が見たらどの様な反応をするのであろうか。

記者会見を途中退席し、インタビューのアポをとっているイラン人の方の撮影をするため時間つぶしと昼食のため移動していると、その方とは別のイラン人の方が、警察官10人以上に囲まれて語気が強めの職質を受けていた、以前東京などで行われた、警察官による人権無視な諸外国の方に対しての職質等もあったためすぐさま証拠保全のために動画撮影をすると一名の警察官により妨害を受けた、しかもその警察官は、「撮影やめてください」とお願いはみんさんも聞いたことがあるかもしれないが、記者証を見せた筆者に対し、「撮影したものを消して」などという発言もおこなってきたのだ、さすが2022年度の報道自由度ランキングで180カ国の内71位になる国である、そして取材者に対し取材物を消させる行為は公務員による検閲であり、こちらも日本国憲法で禁止されている行為である。
話を元に戻しまして、なぜいイラン人の方が職質を受けていたのかというと、横断幕を入れる筒を所持しており、所持品検査をするためでそれには勿論応じて対応したのだが、その後も10人でベンチに座ってる2人を長時間囲い込み、根掘り葉掘りしつこく話を聞いてきたりし「何も犯罪行為もしていないのに、これは人権侵害だ」と抗議をしていたところ、筆者と一緒にいた写真家の島崎ロディ氏らが、仲裁のために現れたという。


そしてホテルの時間もあるので、広島を離れ、兵庫県方面に車を走らせていると、またもや交通規制に引っかかったので、この際だから夜食も兼ねて、広島空港をもう一度見に行こうと空港に到着し、夜食を食べ終えると、数名空港利用客の方がカメラを持って走っていたので追いかけると、総理大臣専用のジェット機があったので折角なので、岸田総理の帰京の様子を撮影するため、待機し、22時頃総理は空港に到着し広島を後にした。
飛行機に乗る撮影をしていると、筆者のホテルチェクインの時間は完全に間に合わなくなり、前払いで支払っていたホテル代は水の泡となり、福山パーキングエリアで天津飯を食べてから車中をし日が昇って再び沖縄に帰るために、兵庫県まで車を走らせた…..

追記
比べる話ではないが、筆者は沖縄で全国の機動隊が集結し何日も警備に当たっていた高江ヘリパット工事の取材をしていましたが、ぶっちゃけ交通規制に関しては勿論広島での交通規制も相当なものであったが、沖縄で行われていた無茶苦茶な交通規制の方が数倍酷かった。

そして今回岸田首相の地元であり原爆で被害にあった広島が開催地であったが、未だ日本は唯一被爆国でありながら、核禁止条約に参加していないそのことから
原爆による被爆者そしてその遺族からは、今回のG7広島サミットは失敗に終わったと声を漏らしてる。

急遽決まった取材でしたが皆さんに急遽ご支援を頂いたにもかかわらず、1500円ほど利益が出る形で、取材を終えることができました。
しかし、この記事を無料で公開するためにいくらかご支援していただければ、今後の取材する上でも助かります。(入管法の取材のため東京に行きたいが資金が足りない)

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