見出し画像

映画「PLAN 75」

この映画は「PLAN 75」という、75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を描いています。

実はまだ観てません。
これから観るのですが、あえて観る前に自分の中の問題意識を整理してみようと思います。

私の母がちょど75歳。父が昨年1年前に亡くなったのですが、最期は病院でコロナ禍でもあり、お見舞いにもいけず、延命治療はせず、孤独にただ死を待つ数か月でした。
でも逆にいつでもお見舞いにいけるとしたら、その負担も大きかったと思います。コロナを理由にすることで、罪悪感が軽減されたことは感じていても口にはしませんでした。

私の家系は長寿ですが、みんな最後は介護が必要な状態なり病院で亡くなっています。
それをみてきたこともあり、みんな声を揃えて言うのが
「最後は誰にも迷惑かけずにコロッと逝きたい」です。が、実際はそうではありませんでした。

少子高齢化の問題は国の大きな課題ではありますが、一番パーソナルな死生観に繋がっています。

人間はどこからきて、何処に行くのか?
人生の始まりと終わりが病院ということにも疑問を持てないことで
生まれること死ぬことを学ぶ機会が失あれています。

人間がなんなのか?を知らないまま、人間をやっている。
自分探しの前に、人間を正しく知ること。
人間を正しく知る前に、人間を正しく知ることが出来ないという

大前提の大きな課題に、私達は向きあう必要があることを
改めて感じました。

この映画を知るきっかけになったのがポストコロナon-line会議でした。
この回は教育をテーマにいろんな方国や立場からのお話がありとて興味深かったです。そして、この課題の根本問題の発見と解決を提示している
心感覚という本です。
知的好奇心のある方達の間で話題になっている一冊です。よかったら見てみたください。

#PLAN 75
#カンヌ国際映画祭
#介護
#見取り
#死生観
#心感覚


(C)2022「PLAN75」製作委員会 / Urban Factory / Fusee



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?