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モーツァルトとコーヒー

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」について調べる機会があった。
作品名を聞いても「ドン・ガバチョ」がひょっこり浮かぶひょうたん頭の自分は、それがモーツァルトのオペラだということも知らず。何もかも初めて知る事ばかりで新鮮だった。(これは言い訳だが「魔笛」と「フィガロの結婚」は知っていた。モーツァルト三大オペラのひとつが抜けているのがいかにも詰めの甘い自分らしい。)
    
さて「ドン・ジョヴァンニ」を検索すると自ずとモーツァルトの人生や人柄についても検索結果に現れてくる。中でも興味深かったのは400通もの手紙を残したというエピソード。それだけの手紙を残していれば、彼の人となりも見えてくるのだろう。あの音楽室のすました肖像画からはまるで想像がつかないのだが、すばらしい曲をこの世に生み出し神童と呼ばれた彼は、なかなかに破天荒で下品な人だったらしい。
  
更に検索を進めると彼が無類のコーヒー好きだったことがわかる。
愛妻のコンスタンツェはコーヒーをいれるのがうまく、彼は彼女のいれたコーヒーを飲むことが大好きだったという。遺産リストの中にはコーヒーミル2台の項目もあり、ある本によると最期の日に愛弟子はコーヒーをひと匙、ひと匙と彼の口にすすりこませたそうだ。
  
しかし彼の時代、ドイツではコーヒー禁止令が布告され、コーヒーの焙煎は王室以外では禁止となっていた。これによりコーヒーは貴族や司祭などの上流階級の人たちのみが楽しむ嗜好品となったのだが、果たして彼はどのようにしてコーヒー豆を入手したのか。晩年、借金を求める手紙が残されていたらしいが、私費を投じてのコンサート開催だけでなく日々の嗜好品にも費やしていたのか?
俄然、モーツァルトに興味をおぼえたので、彼とアントニオ・サリエリの物語を描いた映画「アマデウス」を観ようと配信サービスをチェック。約3時間の視聴時間にそっとブラウザを閉じた。
  
また時間のある時にゆっくりと視聴しよう。その時はモーツァルトの大好きなコーヒーと一緒に。
NINOVAL COFFEE(ニノーバルコーヒー)の濃厚なチーズケーキも添えて。

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NINOVAL COFFEE(ニノーバルコーヒー)では春にぴったりのスペシャリティコーヒーを入荷しました。
【SHINE】と名付けたその豆は桜のように華やかでフレッシュな香りで春の足音を感じさせてくれます。
厳選された完熟さくらブルボン種を手摘みし精選された逸品。太陽の恵みをいっぱい浴びた輝くような特別な一杯をぜひ、この春にお楽しみください。



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