主治医の先生との出会い。ここから始まる長いお付き合い。~子宮体癌体験記~
手元のブザーが鳴った。
一緒に入ろうとする両親を、一旦止める。
「とりあえず、最初は1人で入るから。一緒に聞いてもらった方がよさそうな話になったらすぐ呼ぶから、そこで待ってて。」
身振りもつけてステイを指示し、少し緊張しながらいざ診察室へ。
そこには、優しそうな男性の医師がこっちを優しい顔で見ながら座っていた。
紹介状とともに持っていった前の病院での検査結果などを見て、先生からは「そうですね、子宮体癌の可能性が高いですが、念のため再度検査をさせてください。病理検査と、それか