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脳で操作する新しいインターフェイス「BCI」

近い将来、PCを脳で操作することが出来るようになる。

「Neuralink」という名前を聞いたことはありますか?
これは脳で考えてコンピュータを操作出来るようになるデバイスを開発している企業です。
AirTag程のサイズのチップを脳に埋め込む事で動作します。

人体実験が可能に

2023年5月25日、FDA(アメリカ版厚生労働省)から人体実験が承認されたと発表されました。
これにより、今まで動物で行われていた実験が実際に人間でも行えるようになります。

BCIの歴史

  1. 1924年: ハンス・ベルガーが人間の脳波を初めて記録。

  2. 1960年代: 脳波を利用して装置を制御する初期の試みが行われる。

  3. 1970年代: 最初のBCIシステムが開発される。

  4. 1990年代: BCIの研究が急速に進展、脳波を解析して文字を選択するシステムや、脳波を解析してコンピュータカーソルを動かすシステムなどが開発される。

  5. 2000年代: BCI技術がより広範で実用的な用途に応用され始める。神経質障害を持つ人々がコンピュータを操作したり、車椅子を動かしたりするためのシステムが開発される。

  6. 2010年代: BCI技術が更に進化し、侵襲的な方法(脳に直接電極を挿入するなど)だけでなく、非侵襲的な方法(EEGキャップなど)も一般的になる。脳コンピュータインターフェースの商用化が進む。

  7. 2023年: Neuralink社がFDAの承認を受け、初の人間を対象とした臨床試験を開始。BCIの安全性や性能、データのプライバシーとセキュリティについての多くの課題を解決する。NeuralinkのCEOであるElon Muskは、BCIが人間の知能を強化し、AIとのオンデマンド接続を可能にすると主張。

かなり進化していますが、埋め込んで「全知の力を手に入れる」事は現状できません。
今可能なのはPCのカーソルを動かす程度のことのみです。
将来的にAIと繋がることができれば、筋肉しか信じられなくなりますね。

埋め込みたい人へ

ちなみに、Neuralinkを埋め込みたいという人に向けて、既に事前登録ページが用意されています。
興味がある方は事前登録してみてください。
https://neuralink.com/patient-registry/

今日のモンスター

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