見出し画像

「1ヶ月分が1日で降った」という、天気予報のウソ 〜危機を煽り続ける国〜

天気予報の正しい理解の仕方。

現在の気象庁が出す地域の情報は、ほとんどアメダスによるものです。

アメダスAMeDASAutomated Meteorological Data Acquisition System:自動気象データ収集システム)とは、日本国内約1,300か所の気象観測所で構成される気象庁の無人観測施設である「地域気象観測システム」の通称である。

この↑ホームページから、アメダスの現状(時事刻々)↓が分かるようになっています。

アメダスの運用開始は1974年11月1日1979年3月には国内1,316地点に観測所が整備され、一応の完成を見る。

気象庁や民間お天気情報で、「観測史上、最大の降雨量」なんて、言ってますが、一番古いアメダスでも、48年前ですから、何十万年の人類の歴史からしたら、ほんの「先日の降雨量」と比べただけです。

しかも、悪どいなあと感じるのは、1,316箇所から、酷く降った「観測史上初」の地域、つまりアメダスの設置箇所を、わざわざ探し当てて報道しています。

例えば、その隣のアメダスは、雨が降ってないとか平年並み以下と言うことになります。

アメダス設置以前の、1950年からのデータによると、雨がよく降る月でも、総時間にすると、1ヶ月3日(3日×24時間=72時間)しか降っていません。

現実には、1日2時間ずつぐらいしか降らない日が続くのですが、「よく雨が降る」と言います。

例えば、「1日で1ヶ月分降った」と言う表現がありますが、これは正確には「月間の降雨量の3日分が1日で降った」と言うべきでしょう。

 日本は、江戸時代前まで歴史的に、水資源が豊かですが、とても水害は多く、浸水と洪水も頻繁でした。

しかし、近代において、国の治水事業が非常に上手くいっており、全国の治水が飛躍的に良くなり浸水・洪水が激減しています。

治水(ちすい)とは洪水高潮などの水害地すべり土石流・急傾斜地崩壊などの土砂災害から人間の生命・財産・生活を防御するために行う事業を指し、具体的には、堤防護岸ダム放水路遊水池などの整備や、河川流路の付け替え、河道浚渫による流量確保、氾濫原における人間活動の制限、などが含まれる。

ちなみに、「今年は雨が多い」とか、すぐに「温暖化の影響だ」とかという(ウソの)感想があったりしますが・・・降雨雨量というのは、何千年間、1年単位の日本全土の総降雨量での変化はありません。

先日も、沖縄が台風で大変だったとう映像(実際は石垣島かどこかの島だけ)を流していた時の、実際の沖縄本土は、風ひとつなく快晴で、飛行機も通常通りの運行だったそうです。

もちろん、科学的なデータに基づく、土砂災害危険地域の(一時的)豪雨の情報は必要です。

とにかく、現代の世相は、政府や国が「危機」を煽りに煽って、国民を不安にさせ貶(おとし)めるのが当たり前になってきました。

その真の目的は、国民の心配ではなくて、一言で言えば、環境問題の利権(カネ)化なのです。

「危険」(ウソ)だからと煽り、そのために官公庁の天下り先を増やし、利権に群がる民間企業と大学・研究機関に、税金を膨大に投入するための「危機」管理です。

当方は、国民の税金の使い方がうまければ、もっと日本は物心ともに豊かになっていると考えます。(そんな国をつくった”(私)おじさん”の猛省です)

蛇足ですが・・・、天気予報で、洋服をどうしろとか、洗濯物を干す干さないまであれこれ指示するのは、やめて頂きたい。

個人の私生活にまで、いちいち口を出すのは、「国民は馬鹿(愚民)だ」から、自分たち上級国民(エリート)が教えてやるんだという風にしか聞こえません。

当方は、フランス流の「雨に打たれる」ことも、自然の楽しみ方ぐらいに考えています。(現地に行けば分かりますが、本当にフランス人は傘をさしません)

【拙著の購入はこちら↓】
☆amazon新着ランキング 1位

【一 遼(にのまえ りょう)の毎日投稿のSNS】
・ノート:
https://note.com/ninomaeryou

・ツイッター:https://twitter.com/ninomaeryou/

・インスタグラム:
https://www.instagram.com/ninomae_ryou

・フェースブック:https://www.facebook.com/ninomaeryou/

・リンクドイン:
https://www.linkedin.com/in/ninomaeryou/



よろしければサポートお願い致します。クリエーターとして、国内外の科学的情報収集の活動費として使わさせて頂きます。