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【朗読・後記】声の出し方を変えてみる

朗読のレッスンの時に課題を読んだ時のこと、読み方の前に発声が良くないとの指摘を受けました。そもそももっと声が高いでしょ、普段の会話の声がもっと高いのだから、読む時にも高い声を使うべきだと。
そして、これまでの音の出し方では音がぼやけているとのこと。なのでその日は言葉の頭やアクセントのところなどの発声と言葉の繋げ方の指導になりました。

今までの概念を根本から覆されたような指導がありました。いいのか悪いのかもよくわからない、自分の耳に届く声に違和感があります。変な声じゃないですか?
「いいえ、変ではないですよ。コレで。」

そうか。まず、自分の耳が変わらなければ…。どうやら、今まで自分がいいと思っていた声は、自分が思っているほどいい声ではなかったみたい。ガッカリです😩

ということで0点からの出発です。今回は発声を変え、耳を慣れさせてからの読みをしました。

第一弾は山川方夫・作「暑くない夏」を読みました。
聞き直すと不十分なところが多々ありますが、講師の評価はまずまずでした。
まだ「?」の気持ちを残したままの発声でしたが、なんとなく掴めたのかな?
第二弾は再録もの。ラヴクラフト・作「ニャルラトホテプ」です。これは読みが速いですね。もっとたっぷりと読んだほうがよかったなと思います。この話、なぜか速くなってしまうんですよね、毎度。でも今年初めに読んだものとはだいぶ違います。今回の方が表現している幅が広くなったのではないかなと思います。そもそも前回は低すぎて声が潰れています。それまでの講師は低い声を薦めてきていたので、なんとなく低い声を使い続けていました。

なんだ、わたしもっと高い声で読めるじゃん。

発声を変えることで、高い声でも楽に明瞭なことばで伝えることができるようになるらしいです(練習中)。たしかに今までよりも楽にはっきりとした音が出せる気がします。身につくようにがんばるぞ!

大幅に読み方を変えるのは2年ぶりです。前回は変わるのに1年半くらいかかりました。体に染み付いた読み方を変えるのって大変なのですが、今回はどのくらいかかるかなあ。

話は変わりますが春からソルフェージュを少しずつ習っています。楽譜を読めるようになりたいと思ったからです。ピアノは子供の頃習っていましたが今は弾けるというレベルではありません。
前々から音楽と朗読は近い位置にあるのではないかと思っていました。始めたばかりですがその考えは間違っていなかった気がします。楽譜のちょっとした意味や理論を知る度に共通点があることに気付かされます。
私の読みに影響を与えるようになるにはまだまだ先のことでしょうけど、こちらも楽しみながら続けていこうと思っています。

聞いていただけると嬉しいです。
山川方夫「暑くない夏」(約8分)
ラブクラフト「ニャルラトホテプ」(約14分)

アレ?今気が付きましたが、タイトルと作者名を置く位置が逆でしたね。(今更)

※トップ画像は青空に入道雲があります。

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