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適応障害で休職していた頃⑮ - 後悔 している事-

 私は、適応障害を発症し休職するまでは、仕事第一に一生懸命やってきました。

 今、そんな生き方を後悔しています。

 何を後悔しているかと言えば、人生において何に価値を置くかを考えてこなかった事。
 言い換えると、人生の限られた時間の中で、何に時間を掛けたいか、何をしたいのかを考えてこなかった事。
 例えば、仕事、家族、趣味、地域活動、ボランティア 等々。
 私はこれを考えずに、ただひたすら与えられた仕事を苦しくてもこなしてきました。
 そして、無理をして、適応障害になり、心身がしんどい、家族に心配をかける、生涯収入は下がる、昇進は遅れる・・・。「俺の人生なんだったんだ。」と思う時があります。

 例えば、もう出世はしなくていいと思っていますが、家族を大切にしながら出世している人を見て、「こんなに仕事第一で苦労して時間を掛けた俺の人生一体何なんだったんだよ。」と、怒りや虚しさや嫉妬心が込み上げる時があります。

 例えば、もし仕事と趣味の二つを大切に生きていこうと考えていたら、仕事と良い距離がとれて、仕事をバランスよくできていたかもしれない。そうしたら適応障害になって苦しまずにすんだかも知れない。

 もちろん仕事が好きでそれに没頭したいという人は仕事オンリーでもいいのかもしれませんが・・。

 自分の仕事が好きかどうかすら考えてこなかった。

 もしタイムマシーンがあるなら、過去に戻り、自分が何が好きか、何をしたら楽しいかを考えたい。そういう機会を不定期でもいいから確保したい。

 今では、適応障害になり休職した我が人生を受け入れていますが、それでも後悔の念が沸き上がる時があります。
 ロボットじゃなくて人間だから、完璧に自分の気持ちをコントロールできないので、こういう複雑な気持ちになるのもありなのですが。

 自分の後悔をお話(ハナ)しする事により、後悔を放(ハナ)せればとの思いから書きました。
 そして、少しでも皆さんの人生にお役に立てればうれしく思います。 

 後悔先に立たず。

〇次回の記事☆彡

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