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二郎を食べるだけの女の誕生物語

はじめまして。二郎を食べるだけの女です。

名前見ておわかりだと思いますが、私は「ラーメン二郎」が大好きです。そんな私の誕生物語、語らせていただきます。


ラーメン二郎に出会ったのは大学1年生の頃。初二郎は新宿歌舞伎町店でした。先輩の「ラーメン二郎行こうぜ!」という一言で、みんな一緒に行くことになります。当時の私は、ラーメン二郎の存在は知っていたものの食べたことがありませんでした。まず地元になかったし、謎のコール、おじさんしかいない並び列、てんこもりラーメンetc... 私が接していい物体ではないと思っていました。しかし、周りの男に舐められたくなかった気持ちから「行きます!」と答えてしまいます。内心はヒヤヒヤドキドキです。今すぐ帰りたかったのを鮮明に覚えています。

並び列がどんどん進む、とうとう私の順番がきました。お冷を汲んで、そのコップのなかにレンゲを入れて着席しました。(なぜレンゲを水に突っ込むのかはよくわからなかったけど、周りのおじさんが全員やってたので。)隣には友達の女の子、もう一方の隣はおじさん。おじさんはめちゃくちゃなデカさのラーメンを頬張っていました。周りをキョロキョロしていたら突然「ニンニク入れますか?」と聞かれ、テンパった私は用意していたコールが全て飛び「ニ、ニンニク入れます・・・」と小さい声で言ったのでした。

やってしまった。これは迫害待ったなしだ。食うのも遅けりゃ量も食えない、さらに声も小さい。こんな私みたいなひ弱女が来る場所ではなかった。こんな場所もう一生来るかよ、と思いながらラーメンが出来上がるのを待っていました。

ラーメンが目の前に置かれました。これが私のために作られた「ラーメン二郎」か。意外に量少ないな。一口食べる。・・・美味い?めちゃくちゃ美味い。今まで食べたことないくらい太い麺が、めちゃうまスープをしっかりと掴んでいる。しょっぱいが、それだけではないなんかよくわかんないけど超美味い。野菜をスープに浸して食う。美味い。なにこの肉デカくね?美味い。なんか卓上にある醤油らしきものを入れてみる。美味い。美味い美味すぎるなんだこれは・・・・・。

気づいたら完食していました。初めてディズニーランドに行ったときと同じ感動。退店しても半ば放心状態です。あの味が忘れられませんでした。あんなに忌み嫌って避けていた「ラーメン二郎」に、心を奪われた瞬間です。


みなさんはラーメン二郎を食べたことがありますか?私は全人類にラーメン二郎を食べてほしい。きっかけがないとなかなか食べる機会がないですよね。実際私もそうでした。あの時あの場にいなかったら、私は今でもラーメン二郎を避けていたかもしれません。私はそんなラーメン二郎を食べる「きっかけ」になりたい。二郎はおじさんだけが食べるものじゃない。みんなのものだ。老若男女は関係ない。どうやってみなさんにラーメン二郎の魅力を伝えられるか、ラーメン二郎を知ってもらえるか、試行錯誤しながらゆったりと活動しようと思っております。

二郎を食べるだけの女でした。お見知りおきください。

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