見出し画像

おひさしぶりです特報

 久しぶりにnote.に投稿します。コロナ禍なりたての頃はやることがなくてよく利用していたんだけど、ありがたいことに音楽活動や執筆やらが忙しくなったり、なによりnote.の会社に不信感を持つことがあったので、萎えて書かなくなりまして。

 で、2年も経ってしまった。そんなこんなでルー・ガルーが今年から始動したり、11/23に渋谷WWWでワンマンを決めたり、リリースがあったりってことをアナウンスするため、またちょっと再開することにしました。このnote.で書いた記事がいまだに結構読まれてるみたいで(恥ずかしすぎて読み返せない)、もうあらゆる持ち駒を使わねえとヤベェ、10月になって、ワンマンまであと60日もないではありませんか。ちょっとでも行く気になる方が増えればと思って。よかったら読んで下さい。

ニュー・プロジェクト 合奏隊ルー・ガルー

 ルー・ガルーに関してはロングインタビュー(高円寺タウンマガジン『SHOW-OFF』さま)があります、こちらを読んでいただければと思います。

俺たちがルー・ガルーだ @ツバメスタジオ
演奏のようす

本当にメンバーのみなさん……
YURINA da GOLD DIGGER(Dr./Vo.)
(Magic, Drums & Love)
Romantic(Syn./Vo.)
(ex.爆弾ジョニー、betcover!! etc…)
okan(Ba./Vo.)
(ロイジプシー/ WAO!)
A&R…シマダマユミさん(TRASH-UP!!)
を中心に、色々と支えられております!!!涙 そして感謝。それに、まだまだ発表していない隠し狼たちも控えているのですよ。ワンマン良い夜にしますので、是非観に来て下さい。オイラ、自分にまつわる冠婚葬祭系とか?なにもやらないので、このワンマンはそのように捉えていただいて(笑?)。そんな心持ちでいいのか?正直個人的にはまだ三日にいっぺんは不安で泣いています!胸張れるのは「不安だ」ということだけ!!!どーん!!!

何をどうすれば

 とはいえ昔から宣伝的というかパフォーマンス的な動きをするのが苦手なので、自分の音楽を知ってもらうためには塵を積もらせたり草の根を掻き分けたりということしか出来なくて。トークとか書き物とかZineもつくるし、DJやったり、イラスト書く時もあるし写真の被写体になるとか、お芝居にでるとか……。色々やってるなあ(笑)。するってえと、さっきのインタビューだったり、雑誌や新聞での連載だったり、とんでもないとこに自分の存在が飛んで行って、そこから応援していただいたり、ってことが発生したんです。外からだと、それ全部ニイマリが”自己表現”っつーか、をしているように見えるかもだけど、まったくしてませんよ。つくってる音楽を知ってもらうための、超不器用な宣伝行為です。「なんでもできる」ではなく「なんでもやってる」だけ。”できて”はないと思います。誠心誠意で頑張ってはいますが……。

閑話休題

 さて、ずっと音楽活動しつつ昔から確信があったのは「ことこの日本におかれましては表現芸術に対価を払って、ひとときを楽しんだり精神を深めたりする人はどんどんいなくなるだろう」ということでした。まず政治が酷すぎて人々の生活に余裕がなくなっていくのは自明、もっとビビッドな体感、刺激?を手軽に消費するようになっていくだろうなと考えていたのです(手軽さって曲者)。「推し活」がやたらプッシュされていたここ数年、やっぱりそうだよな~、って思ったものです(なんつーか周囲が「~系」「~女子/男子」「~活」と呼ばれることに抵抗なくなったら要注意っすよ)。ミクロに「推す」って感情を覗くと(する側もされる側も)キラキラしたしあわせは沢山あります。でもマクロに見ると……どーすかね果たして、っていうところなのです(もちろんグラデーションになってもいます)。目の前のことで精一杯になると、ミクロでしかものが見えなくなる。あたかも愛だ!とか思ってしまう。ただし、それは当人だけの所為ではないだろうと私は思います。悪いのは構造。汚れているのは土なんです!(byナウシカ)で、これからますますなんか全体的にすっごい切ない状況になっていくんでなかろうか。そんな中で、人間性が超絶地味なオイラのつくる音楽、このままでは埋もれてしまう、マジで誰からも関心を持たれない!!!どうしよう!!!って思って、とりあえず音楽に辿り着く的な入り口をボコボコに開けております。そして泣いた赤鬼のように、星飛雄馬のクリスマス・パーティーのように、あなたの到来をお待ちしている。聴いてほしいもん、だって。良いものだから、シンプルに。

『アーリーサマーearly sammer (Loup garou ver.)』

 そんな観念的な話は良いのですが、ルー・ガルーとしての初のレコーディング作品をbandcampにてリリースしました。


photo:Yuna Hoshino

 bandcampを使っているのは、今のところこれが一番、録音した音楽の産地直送が可能だからです(インターネット環境さえあれば、ですが)。リンクから飛んでブラウザでフル視聴ができます。私は5回に設定してて、5回聴いたらロックがかかります。まあ5回も聴いたら、キミはこの曲、好きってことさ…、と思うので、是非ダウンロード購入して沢山聴いて下さい。ニイマリコのbandcampに並んでいるものは、私が一人で録音したものは¥100~、スタジオでレコーディングしたり人と協力してつくったものは¥300~、にしています。売上は手数料をのぞいた額(毎月第一金曜日はbandcamp fridayといって、手数料は引かれずでアーティストに還元されます!今週金曜日、よろしく!)paypalを通して速やかにアーティストに支払われます。売上は音楽制作に使っています(まだ黒字になったことはないですが、こつこついって、とんとんには近づきたいぜ)。多くのアーティストが声をあげているように、SpotifyやApple musicなどでいくら再生されても、よっぽどでない限り売上がまとまった額で入っては来ないに等しいし、かといって私程度の規模でフィジカル(CDやレコードなど)を作るのはお金だけでなく手間がかかったり在庫を抱えなきゃだったりなので負担が大きいのです。ミクロな話をするとそうです。クレジットカードを持ってらっしゃる方限定、慣れてないとちょっと手間取ってしまうかも、なのは心苦しいですが、可能な方は投げ銭、くらいの感覚ででも、ダウンロード購入していただけると助かります! 

 マクロな視点に立てば、危機にあるのは「音楽産業」であって、音楽ではないと思います。「好きなアーティストを支えるためにはフィジカルを買うしかない」みたいなのはちょっとノレません。もちろんフィジカル制作欲、私にもあります!(例えばワンマンの紙チケットつくった!かわいいんだこれ)これいいな!ってものをつくって、欲しい!って思った時にこそ買ってほしいです。ただね、「音楽”産業”」はアーティストの能力、やりがい、歓びの搾取で成り立ってきたという側面もあるので、そこは少しずつでも解体されるべきだという、細々でもそちらの立場に立っております。「不安だ!」と胸を張りながら……。 

ちなみにタイトルの『Les Loups entre eux』は、フランスのアクション映画、『狼たちの報酬』(1985)からとりました。何はともあれ、ぜひ来てください。

ルー・ガルー One Man Show
『Les Loups entre eux』

illust:edamilly

2023年11月23日(木・祝)東京 渋谷 WWW開場 18:00 / 開演 19:00一般 前売 4,000円 / 当日 4,500円(税込 / 別途ドリンク代)U-20 2,000円(税込 / 別途ドリンク代)※ 来場者特典: ZINE
チケット予約

マジで来てください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?