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発達障がい児支援の資格・児童発達支援士とは

私ども一般社団法人 人間力認定協会では、発達障がい児支援の資格として、児童発達支援士・発達障害コミュニケーションサポーター・SSTスペシャリストという3つの資格を認定しています。

その中でも、学習の入り口としてお勧めしているのが児童発達支援士です。今回は児童発達支援士について紹介する記事を書かせていただきます。

児童発達支援士とは?

児童発達支援士の認定を開始したのは、2020年12月末です。そのため認定開始から本日現在でまだ1年半ほどの資格となっています。比較的新しい資格と言えますが、発達障害の世界はまだまだ明確になっていないことも多いため、新しい情報が日々入ってきます。そのような業界なので、新しい・古いで良い悪いを判断することはできないと思います。

では、児童発達支援士の概要から紹介していきます。箇条書きにしていきますので是非ご確認ください。

  • 資格名:児童発達支援士(履歴書記載OK)

  • 受講料:37,400円 ※WEB申込適用価格

  • 学習期間:平均2か月ほど(受講期限は8カ月)

  • 学習方法:テキスト学習&動画学習

  • 試験方法:オンライン試験(自宅で受験可能)

  • 出題形式:2者択一・4者択一

  • 合格基準:50問中35問以上正解で合格

  • 合格率:85%~90%程

おおよそ、このような形となります。試験の合格率は比較的高くなっておりますので、こちらがご用意している「試験対策動画」をしっかりとご確認いただければ高確率で合格できるとご認識ください。

試験はオンライン上で行いますが、パソコン・タブレット・スマホいずれの端末でも試験が受けられます。スマホだと小さくて読みにくいという事も一切ありませんので、パソコンは持っていないという方でも安心です。オンライン試験は、アンケートに答えるような形で回答できるので、デジタル機器が苦手な方でも問題ないでしょう。

オンライン試験の画面サンプル

児童発達支援士の学習内容

それでは次にどのような内容を学ぶ事ができるのかについて紹介していきます。

1章 発達障害の特性を知る
1-1 発達障害は障害なのか、個性なのか
1-2 発達障害の本当のリスクは二次障害
1-3 発達障害の種類と統計
1-4 自閉スペクトラム症とは
1-5 ADHD(注意欠如・多動性症)とは
1-6 LD(学習障害)とは

2章 支援・療育方法とケーススタディ
2-1 発達障害児の療育とは
2-2 ABA(応用行動分析)
2-3 TEACCH(ティーチ)
2-4 感覚統合療法
2-5 ケーススタディ:1日の流れを見える化しよう
2-6 ケーススタディ:否定語は肯定語に置き換えよう
2-7 ロールプレイトレーニング

3章 脳科学の面から、子供の特性を知る
3-1 子供を伸ばすキーワードは“教えない”
3-2 挨拶・返事で頭がよくなる
3-3 習慣化ネットワークの働きを知る
3-4 子供の幸せを決めるのは学力ではない

4章 人の道に立つための、しつけ教育
4-1 しつけ教育を行う目的とは
4-2 教育と発育の違い
4-3 素直な心を芽生えさせるしつけ
4-4 思いやりの心を芽生えさせるしつけ
4-5 やりぬく力を芽生えさせるしつけ
4-6 しつけを習慣化ネットワークに組み込む

5章 やる気を引き出し、自ら成長していく子の育て方
5-1 やる気を引き出す条件
5-2 子供の自由な発想を大切にする
5-3 学ぶことが何につながるのかをイメージさせる
5-4 誉めるよりも承認が重要
5-5 劣等感を抱かせない

6章 人間力を身につけ、必要とされる子の育て方
6-1 挨拶にプラスアルファをつけられるように
6-2 あきらめない心を育てるための考え方
6-3 自主性と主体性の違い
6-4 コミュニケーション力が最も求められているスキル
6-5 感謝の心が子供の未来を変える

このような6章構成のテキストとなっております。テキストの他にワークブックという理解を深めるための冊子もついております。

この6章をご覧頂くあることに気づきませんでしょうか?実は前半2章と後半4章で扱う内容を大きく変えているのです。

具体的に申し上げますと、前半2章は発達障害のことを学ぶ。後半4章で子育てや心理テクニックを学ぶ。このような構成になっております。実はこの点が私どもが最もこだわった点になります。

発達障がい児の支援をする際に「療育」という言葉が良く使われます。この「療育」という言葉は「医療」+「教育」からきている造語です。療育を行う際には、医療と教育面からアプローチが必要になるのです。

そして何より重要なのがそのバランス。医療又は教育に偏ってしまうことは良くないとされています。両方のバランスを取りながらアプローチをすることで効果が最大化されるとされているのです。

さらに児童発達支援士では教育要素の方が少し多くなっています。そうした理由は、医療面の解説は専門用語がどうしても多くなるため学ぶ側のモチベーションが続かなかくなることが往々にしてあるからです。学びを実践で活かすためには、継続してしっかりと学び理解を深めることが大切です。

内容が難しすぎて挫折した、となっては元もこうもありません。また、当資格は発達障がい児のみならず、定型発達児と言われるお子様にも摘要ができるものになっています。そこで教育要素を少し多めにして、どなたが受講されても満足度が高くなるように考えております。

そのおかげか受講後アンケートでは「受講して良かったか?」という問いに対して「99.4%」が「はい」と答えてくださっております。有効回答数3170件ものアンケートでこのような数字が出たことは大変うれしく思います。

日本の資格・検定AWARD2022受賞

日本の資格・検定AWARDS2022受賞

最近では「日本の資格・検定AWARDS2022」にて「注目の資格ランキング部門」NO.1を頂きました。皆様の意識が高くなっていることが一番の要因だとは思いますが、数ある資格の中でNO.1を頂けたことは大変自信になりました。

継続的なサービスの提供

協会では、資格を取得させたらそれで終わり!とは思っておりません。資格のことを毛嫌いされる方もいるでしょう。中には「資格ビジネス」と言って、マイナスの印象をお持ちの方もいるかもしれません。

私どもは決してそのような意識で活動をおこなっているわけではありません。その証拠に無償で受講者の皆様には下記3つの特典を継続的に提供しております。

  • 協会公式LINEにて情報配信

  • 意見交換会の実施

  • 発達障害エピソードの共有

上記はすべて無償にて皆様に、継続的に提供させていただいているものです。なぜこのようなことをしているのか。それは発達障がい児支援の輪を拡げるためです。そのためには常に意識を高く持っていただことが重要です。また教育というのは、一度学んでもすぐに自分スタイルに戻ってしまうものでもあります。そのため、定期的に配信をすることで「あ、そうだった。反省だな」と思えるきっかけを長期にわたり提供していく。そのことが結果的にお子様との関係性を良くして、お子様の自己肯定感が高まるきっかけになっていくものと考えております。

協会公式LINE

終わりに

これで児童発達支援士についてのご紹介を終わりにしたいと思います。資格のさらなる紹介につきましては、下記よりご確認下さい。

児童発達支援士|公式ページ

発達障害に関する知識を身に付けることで、発達障がい児の見方が大きく変わります。多くの人がそのようになれば、生きづらさを感じている発達障がい児やその保護者がきっと救われるはずです。

理解は支援の第一歩。とても簡単な事です。まずは知るところから始めてみませんか?

最後までご覧いただきましてありがとうございました。