見出し画像

日記 2023.12.21(木)年末の雰囲気/時間の流れ/グラノーラのオイル/小豆/美しい大根/ヘインズのカットソー/白湯の味/旅行のパッキング/煮物の味付け

あと1週間ちょっとで2023年も終わり。
街を歩いていると「もうあっという間に年末ですね」「良いお年を」が行き交うのを耳にするようになってきた。年末の雰囲気がそこらじゅうに漂いはじめてようやく、わたしも年末感を感じ始めている。
時間の流れが早く感じることを「ジャネーの法則」というそうで、「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」とある。これまで過ごした年月も含めるから年を重ねると1年が早く感じるということなのだろうか。確かに1歳の1/1と70歳の1/70じゃあ大きく違うだろう、数字上では。
私にとって無職になった2023年は1/1に近い気がしている。6月から、わたしの時間の流れはまったく違うものになった。それまで放置していた自分自身のことを考え始め、ひとつひとつを試して選んでいく日々は、決してあっという間ではなかった。ヒマはわたしにいろいろなことを気づかせてくれている。 

エアコンを付けて部屋を暖めてから起きると、するっと起き上がることができる。部屋が暖かいとはこんなにありがたいことかと実感する。
朝からのんびりグラノーラを食べてコーヒーを淹れる。今回作ったグラノーラはココナッツオイルがなかったので太白ごま油で作った。太白ごま油は無味無臭の油なのですごくさっぱりとした味のグラノーラになってしまった。ココナッツオイルも無臭タイプを使っていたけれど、やっぱりほんのりとココナッツの香りがのっかって美味しかったのだと分かった。冬場は固まるので、瓶タイプのものをやっぱり買ってこようかな。

お昼前にフリマアプリの発送のため外へ出る。ニットとインナーダウン姿で外へ出たら昼間でもものすごく寒かった。パスタを切らしていたのでコンビニで辛ラーメンとお赤飯のおにぎりを買う。大根を入れようと切ったら、中までほんのりきれいな紫の大根だった。断面をみて思わずぱーっと気分が明るくなった。なぜなのかわからないけれどわたしは紫色の野菜が大好きなのだ。思わず写真を撮って、お父さんとお母さんとまいちゃんに写真を送った。皮の部分も紫色ですごくきれいなので、もちろん細切りにして干した。

なんという大根なのだろうか。きれいで見とれてしまう。
レモンと紫大根の皮。

美しい大根は辛ラーメン色に染めるのはもったいないと思えてきて、スライスして塩麹をまぶしてもみ込んでおいた。
辛ラーメンにはネギとカレー粉をプラスして作ったのだけれど美味しかった。お赤飯はレンジで温めてもらえばよかったなと思ったけれど冷たくてももちっと美味しいな。実家に帰ったらお赤飯を作ってみたいのと、小豆カイロも手作りしてみたい。

まだ陽のあるうちにと思って自転車でインナー用のシンプルな白のカットソーを買いに出た。ヒートテックとニットの重ね着だけではいよいよ寒くなってきたので、もう1枚中に着たほうが良さそうだと思ったのだ。ヘインズの厚手のカットソーは袖口がリブになってきゅっとしていて色もパキッと真っ白でいい。プレーンなカットソーの袖はやっぱりリブタイプがいい。台所に立つ時さっと腕をまくれるかまくれないかで作業効率が全然違ってくる。
Sサイズを1枚買ってよかったのでサイズ違いでLを買ってみた。弟夫婦へのお年賀に太白ごま油を買ったり、なくなっていたパスタを買ったりして帰ってきた。野菜も買い足したいけれど、あと1週間と思うとなかなか買いにくい。冷蔵庫の中をうまく使い切って実家に帰りたいので、今週は慎重に買い物をしなければ。そんなことを考えているとすごく楽しくてわくわくする。実家に帰るのも、そのための準備もどちらも楽しみだ。

冬になると水が飲みたくなるので常温や冷たい水を飲んでいるのだけれど、今朝はコーヒーを淹れるついでに鉄瓶で多めに湯を沸かして白湯にしてみた。鉄瓶で沸かしたからなのか、いつも飲んでいる水が明らかに美味しくなっていてはっとしてしまった。初めて白湯の味が分かったかもしれない。時間が経って冷めてしまってもおいしさは変わらず、雑味のないすっとした水の味。マグカップで飲む白湯はあまり好きではないのでタンブラーから飲むのもよかったのかもしれない。明日から朝の習慣がちょっと変わるかもしれない。

どかっと出していた洋服の中から実家で着る服を選択する。靴はワラビー1足でアウターもブラウンのコートにモンベルのアノラックがあればなんとかなりそうなコーディネートを組んだ。
実家に帰る時の洋服選びは結構難しい。掃除をしたりするので動きやすい服も必要だし、かといってそれだけだと田舎の雰囲気に馴染みすぎる。
ボトムスを変化させるのが好きなのでパンツはデニムの色違いと黒のツータックパンツの3枚入れて、トップスはオーシバルのビッグサイズのパネルボーダー、チャコールグレーのベスト、白のビッグサイズのガンジーセーター、Vネックのブラウンのハイゲージニットとあとはカットソーを2枚入れた。あとは小物でアレンジしよう。
こんなに早くに洋服を準備したのは初めてではないだろうか。ゆとりがあると旅の準備の時間もたっぷりと楽しめるのだ。これまではこの楽しみを捨ててギリギリまで労働してお金を稼ごうとしていたのか。

夕飯は大根の煮物が食べたくなって、レシピは見ないでなんとなくの味付けで作ってみた。大根、にんじん、鶏むね肉をごま油とニンニク、生姜のみじん切りとともに炒めてからお水としょうゆと酒アガベシロップで煮る。みりんはないので酒とアガベシロップを3:1の割合で代用する。全部計らずに入れて、途中で味をみて足りなさそうなものを足して、結局美味しくできた。この間ひじきを煮た時にはレシピを参考に作ったのだけれど、あんまりうまくいかなかった。今日は感覚を信じてやってみてよかった。

夕飯には赤い大根を使ってみた。


紫の大根を塩麹和えにしておいたものは酢の物に、昨日の蒸したじゃがいもの残りは味噌マヨネーズにした。ご飯には納豆におネギを添えて、しっかりと和食の雰囲気にほっとする。

だんだん自分を生きられるようになってきたのだろうか。今日はわたしの好きな煮物の味にたどり着いた気がしてなんだかうれしい。これからも、わたしの味をもっともっと増やしてみたいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?