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日記 2023.12.27(水) 実家の日々/日向ぼっこ/大掃除/寺尾紗穂さんの歌声/日課を組み込む/

田舎の夜は本当に冷える。お母さんは湯たんぽをして寝ているらしいのだけど私もうらやましくてナルゲンの1Lのボトルに熱湯をぱんぱんに入れタオルを巻いて即席湯たんぽを作ってみた。調べるとナルゲンを湯たんぽ代わりに使うというのは結構やっている方がいるらしかった。
空気に触れているもの全てが冷たい部屋の中、湯たんぽを挟んだお布団の中はほっこりちょうど温かい。こたつの温かさとも、エアコンの温まり方とも違う、生き物がいるような温かさが心地よすぎる。猫の隣で寝ているような気持ちになってきて寒さなんて忘れてしまって昨日はしあわせな気分で寝ることができた。

今朝はぴたりと寒さが張りつく朝。なかなか布団から出られない。目が覚めた瞬間からしゃべりだす母の話を片耳で聞きながら、徐々に起き上がる決心を固めていった。

8時半、なんとか起き上がり歯を磨く。朝ごはんは昨日の夜の粕汁の残りとご飯と納豆。これくらいの朝ごはんがちょうど良い。11時から病院に行くお母さんに準備を促しつつ寺尾紗穂さんのわらべうたをYouTubeで流していた。田舎で聴く寺尾紗穂さんの歌声の広がり方がすごい。聴き入ってしまい洗い物をしながら、洗濯物を干しながら外でも聴いていた。鳥の鳴き声と寺尾さんの歌声が重なって、自然の中から歌が聴こえてきているのかと錯覚する。
洗濯物を干してそのままわたしも干す。日向ぼっこで私の冷えたカラダもじわーっと溶けて温まっていった。

どこから掃除しようかな。掃除をスタートするまではなかなか重い腰が上がらない。決して大きな家ではないけれど、家ひとつ分の掃除となると気合いが必要だ。ひとまずトイレ掃除をしてからあたたかな太陽を背負いながら玄関掃除をしてみた。掃除はまずは玄関からって聞いたことあるけれどなぜなんだろうな。そのうち掃除スイッチが入り掃除機をかけたり洗面台を掃除したりと段取りよく動けるようになってきた。日向ぼっこ、大事かもしれない。

家中ざっと掃除機をかけてしまうと少し掃除が進んだ気がしてほっとした。今日はすぐに終わる仏壇の部屋とその隣の部屋の掃除を終わらせて気分を盛り上げよう。手強そうな台所掃除は模様替えも兼ねて掃除をしたい。こたつを持ってきてみようかなと考えたり、保存瓶に食材を詰めてみたりしてみたい。ひとまず捨てるものをあぶり出していこうと思う。
お風呂掃除は今日お風呂に入りながら少し進めよう。明日と明後日でどれくらい進められるかな。年末までには大掃除を終えてすっきりと新年を迎えたいと思う。

14時過ぎに帰ってきたお母さんと油ぞうめんのうどん版を作ってさっと食べる。お母さんはご飯の後そのままお父さんのところへ荷物を届けに出かけていった。
わたしはコーヒーを淹れてひと息つく。ここらで日課にとりかかろう。昨日は何にもできなかったけれど、今日からはうまく時間を作って日課も楽しみたい。Podcastを聴きながら絵を描く。実家で描く絵はなんだかいつもと違うタッチになっていた。描く場所でも描き方は変わるのかもしれない。

夕飯は頂き物のハンバーグにおからとにんじんの酢の物にしようと思っていたら隣のおうちのおばちゃんが牡蠣をお裾分けで持ってきてくださった。思いがけずご馳走にありつけて歓喜の声を上げてしまった。たまたま仕事帰りに寄っていた弟も2つ、持って帰っていった。
お父さんの様子はいいらしい。2週間くらいで治るだろうと病院の先生に言われて安心して帰ってきたお母さんと2人、牡蠣とノンアルで乾杯した。はしゃいでノンアルを2本空けた。

明日は台所の大改造をすることにした。お父さんもびっくりするぞ。家の中で1番居心地のいい場所になるようにしてみたい。
夕飯の洗い物、朝ごはんの準備をして、今日も湯たんぽに湯を入れる。ずっとしゃべりたいお母さんにお風呂掃除とお風呂を沸かしてくるように指示するもののおしゃべりは止まらない。5回目くらいでようやく動き出した。

23時には布団に入れるようにしよう。昨日作った酒粕パックを試してお母さんとなんか違うよね、なんて言い合う時間が楽しい。実家に帰ってこんなことがしたかったんだった。旅行へ行くとか食事に行くとかもいいけれど、日常を一緒に過ごす、そんなささいな時間が何よりも楽しい。

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