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日記 2024.6.6(木) やめるか、やめないか。

5時半ごろに一度目が覚めることになっている。お母さんが起き始める時間。実家のリズムがしみついてしまったようだ。

少しずつ昨日から家事を再開する。洗濯物を畳んで玄米を炊く準備をしておいた。こっちの世界がわたしの中心であることを思い出していく。バランスをとりながらうまくやっていく。やることが増えるからきちんとスケジュール管理が必要だ。自分ひとりで仕事をやっていくための練習をする。

朝からやりたいことはやっておこう。実家に連れて帰ったクマを洗濯して干しておく。玄米を炊く。久しぶりに土鍋で炊く玄米、なぜか土鍋ぱんぱんになってしまった、計り方を間違えたか。蓋は閉まるようなので慌てず水を入れて炊いていく。お湯を沸かして番茶を淹れる。クーラーの風がききすぎる教室では午前中はこの番茶カイロが大活躍する。抱き抱えたまま授業を受けるとほっとする。

ぱんぱんでも普通にいつも通りに玄米を炊くことができた。むしろいつもより美味しそうかもしれない。コシヒカリ系の玄米は土鍋で炊くと美味しいと聞いたけれど、土鍋で炊く玄米はパラパラとしているけれど食べるともちっとして確かに美味しい。炊き上がった玄米をさらしに包んで冷凍庫へ。今夜と明日の分はお茶碗へ入れて冷蔵庫へ。今日のお昼ご飯分は瓶に入れてみる。タッパーもラップもない我が家、苦肉の策だったけれど見た目は素敵。今週末はお弁当箱を探しに出掛けてみよう。わたしはどうやら自分の作ったおにぎりが苦手の様子。先日の家族旅行で作って持って行ったのり弁が想像以上に美味しかったのでのり弁の研究もしてみたいなと思う。

今日も午後から頭痛が始まった。電子機器だらけの建物の中、くるしい。密閉された建物の中にいること、蛍光灯のわざとらしい光に圧迫感を感じてしまう。今日ぐったりしながらまっすぐ家に帰る。

家に帰ってしばらくは動くことができない。台所にぺたりと座って放心。14,000円で買った教科書はまだ一度も使っていない。もう辞めてしまいたいのだけれど。いつ辞めてもいいと思うけれど、せめて教科書の内容、少しくらいは理解したところで辞めたいと思う。適当に通いたいのだけれど、頭痛がそうさせてくれないのがもどかしい。

少し横になってから先にお風呂に入ることにした。この一週間、家に帰ってきてから朝までほとんど起き上がることができない。ひたすら眠たい。8時間どころじゃなく眠れそう。

18時台に入ったお風呂はすごく気持ちが良かった。夕方の空気がいま最高に気持ちがいい。お風呂上がりに夕飯を作る。今日はちゃんと作る。大根、干し野菜、切り干し大根、厚揚げ、春菊をたっぷりと入れてお味噌汁を作る。その横では明日のお弁当のおかず用に小松菜をクミン炒めにして、かぼちゃとまいたけを焼いて、厚揚げも片栗粉をつけて焼いておいた。
慣れない場所で一日中過ごすとき、いつもの自分があるとほんとうに安心するものだなと思う。自分をもっともっと増やしてどこにいても安心感を感じていたい。

夕飯を食べ終わって片付けをして台所がすっきりとしたらもう今日の家事はおしまい。なんだかむなしいのに体が動かない。絵を描きたい、梅干しを漬けたい。心が動くままに過ごす暮らしがしたい。実家の暮らしはもっともっとハードだったけれど、少し横になればまた元気に動き回ることができた。わたしひとりの生活も、自分で決めた一日を思うままに過ごしていたから疲れなどなかった。人に決められた時間を過ごすことがつらい。粘り強くやってみようと思う気持ちと、つまらない学校などさっさと辞めてしまえばいいという気持ちが半分半分。これまで一度決めたことをすぐにやめるということができなかったわたしにとってはいまのこの気持ちは実は新鮮でもある。もう少しこのままかんさつしてみたい。

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