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日記 2024.6.15(土) ほかには何もいらない。

今朝は朝寝坊してみた。梅仕事のことで頭の中をいっぱいにして眠ったらなんともしあわせな気分だった。ぐっすりしっかりと気持ちよく眠ることができた。未来の現実をしっかり描いてその通りに生きようとしてみる。

今朝も暑くなりそうな気配をカーテンの向こうから感じる。夏場の窓対策も考えなければ。窓際は陽当たりがよく夏場は厳しい暑さになる。遮光カーテンでない我が家ではちゃんとした対策をしなければ日中家にいることができなくなってしまうぞ。カーテンを二重にするというのでもいいのか?やってみようかな。

まいちゃんは昨日の夜中に梅干しを仕込んだそうだ。5kgを夜な夜な一人で漬けるのは相当大変だったと想像する。梅ひとつひとつの水分を拭き取りヘタを取る作業がなかなか体力がいるということを昨年の梅仕事で知った。なるべく楽しくできるようにとわたしは外に出て作業をした覚えがある。鳥の声や、音楽を聴きながら時々家の周りのみどりを眺めて休憩しながら梅のヘタ取りをした。やってもやっても終わらなくてびっくりしたけれど外での作業は思っている以上に気持ちが良かった。でもこれはみんなで楽しくおしゃべりしながらやりたい作業だなと思ったのだった。まいちゃんも2kgずつくらい漬けたほうがいいと言っていたけれど、ひとりでやるならそれくらいずつをコツコツと漬けるのが良さそうだ。場所や道具が小さいからという理由で1kgずつ漬けていこうと思ったのは正解だったのかもしれない。

平日は日課と家事以外のことがあまり進められないから週末には頼まれごとなど進めてみたい。元住人から頼まれているタンカーバッグのショルダーの紐のお直しをする。クセありお兄さんの古着屋さんで買ったキャメルのタンカーバッグを彼はすごく気に入っている。ショルダーにした時に少しだけ長いという紐を短く切って縫い直しす。お気に入りすぎて近ごろこのバッグしか使っていないのだそう。早く直してあげたい。こういう細かい小さなお直し作業もわたしはほんとうに大好きだ。手縫いをしている間は気持ちを落ち着かせ思考を整理したりするにもいい時間になる。
しっかりとした紐を縫うにはそれなりに力が必要だ。太めの刺繍針を使って指抜きでぐぐっと押しながらひと針ごとに縫っていく。途中お母さんから電話がありしゃべりながら作業を進める。朝電話をかけたら出なかったのでかけ直してくれたのだった。お母さんと梅仕事の話で盛り上がる。梅の木の枝は剪定してあげると次の年しっかり実をつけてくれるときいたので伝えてみる。さっぱりと散髪してあげて来年はたくさん実をつけてもらいたいなと思う。季節の手仕事をするようになると、季節をしっかりと捉えようとするようになる。次に来る季節をいつもよりももっと楽しみに待つことができる。

12時過ぎたのでお昼ご飯にする。夏野菜が元気で輝いてきたのでピーマンと茄子を買った。茄子といったら油をしっかりと吸わせて焼いて味噌炒めにしたい。味噌炒めは毎日でも食べたいくらい好きなおかずだ。ピーマンと小松菜、ニラ、厚揚げもたっぷりと入れて炒めていく。昨日買ったニラが太くしっかりとして元気いっぱいでびっくりした。炒め物に使ってもシャキシャキといつまでも存在感を残す。味噌炒めは玄米によく合った。久しぶりにおかずたっぷりのお昼ご飯を食べて大満足だった。

元住人に紐のお直しが完成したことを伝えたらすぐに欲しそうな雰囲気だったので出かけるついでに届けることにした。外は暑いがわたしは元気だ。念のため首に巻く浮き輪みたいなやつも付けてみた。今年初めて付けたらひんやりとして気持ちが良かった。そういえばこの浮き輪みたいなやつも拾ったものだった。わたしの身の周りは半分以上が誰かに捨てられたものでできている。

元住人に紐を渡したらお礼にとシーフードチャーハンのおにぎりをくれた。彼の手は小さいけれどどでかく握られたおにぎり。エビとかホタテとか色々と入っているようだった。少し玄関で立ち話をしてわたしは新宿へ向かう。確かIKEAの保存瓶が安かったのを思い出してみにいくことにしたのだ。土曜日の新宿はやっぱりすごい人。駅に降り立ちすぐに帰りたくなってきたので早いところ瓶だけ買って帰ろう。1.8Lの保存瓶399円を6個買った。持って帰るには6個が限界だろう。またちょこちょこ買い足して増やしていこうと思う。持って行ったリュックとエコバッグに瓶を三つずつ詰めて帰ることにする。瓶だけ買いに新宿へ出かけるというのがなんだかおかしくて笑えてくる。

追熟途中の梅はだんだんと黄色くなってきた。うまい具合に1kgずつ完熟度がずれているので、少しずつ漬けていくことができそうだ。塩の量を変えながらやってみたい。お母さんは忙しくて今年はもう梅仕事が出来そうにないから、実家の分の梅もわたしが担当するとしようかな。梅をみているとどうしてこんなにも嬉しくなるのだろう。小さな頃から大好きだった梅干しをいま自分の手で作っているということが何より嬉しい。梅の肌をみているともうほかには何にもいらないとさえ思えてくる。明日はまた梅を探してみよう。

とにかく楽しい梅の仕事。この時期だけの自然からの贈り物を体いっぱいに感じ、なんともいえない幸福感に包まれている。

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