日記　2024.3.29(金) 布団が恋しい1日/天気に翻弄される/毎日食べたいお味噌汁/冷めた焼き芋

朝から激しい風と雨。窓ガラスに雨が当たる音が聞こえる。呼吸が浅い。うつ伏せになって深呼吸。なぜか楽で安心する。気持ちの良い気温。毛布に包まりつづけたい朝。

顔を洗って化粧水。酒かすの甘い香りが美味しい化粧水、毎朝の楽しみだ。乳白色の色も落ち着く。この化粧水ずっと使いたい。お化粧をする前にご飯を炊く。土鍋にお米を移して塩を入れて混ぜる。酒かすも入れて火にかける。この小さな土鍋を買って3年くらい。すすで黒くなってきたり、蓋が少し欠けてしまっているけれど大事に使っている。この土鍋とはずいぶん仲良しになれていると感じる。たっぷりとお湯を沸かす。煎茶ももうおしまい。クロモジ茶とチャイだけになったお茶コーナーが寂しい。毎日が楽しみになる飲み物を追加しなくては。
ご飯を炊きながら台所の床に腰掛けてずっとぼーっとしていた。台所のこと以外、何にもやる気がしない。ふきんを消毒してみたり、ぬか床をかき混ぜてみたり、仕込み始めたザワークラウトに唐辛子を追加してみたり。思いつく限り手を動かしてみる。台所仕事が少なくてなんだかさみしい。ご飯が炊けた。蒸らしてから蓋を開けて底からかき混ぜるとそんなにこびりつかない。ポーションして冷凍分、お昼に食べる分と分けていく。土鍋が空いたら早々にお昼ご飯の準備に取りかかる。今日はカレー粉入りのお味噌汁にする。れんこん、小松菜、大根、玉ねぎを入れて作る。
海苔の佃煮の作り方を見かけた。結構すぐにできそうなのでみりんを買ってきたらやってみようと思った。ご飯の上にごま塩、梅干し、きんぴらの残り、黒豆納豆をのっける。これと味噌汁で大好きなお昼ご飯となる。お味噌汁は具材によって、使う味噌によって全く違ったスープになってくれるから毎日食べても飽きない。飽きないどころか、朝にはもうお味噌汁が食べたい体になっているので作らざる終えない。味噌汁のない1日は少し物足りない。どんな時でもお味噌汁が食べたい。今日のひよこ豆のカレー粉入りお味噌汁も美味しかった。

お昼ご飯を食べて片付けていると強烈な眠気。まぶたがどんどん下がってくる。マットレスを戻してブランケットをかけて横になる。まだ風と雨がすごい。お昼過ぎには雨は止むようだけど、といつのまにか眠ってしまった。
1時間半くらいぐっすり眠って起きる。ちょっとすっきりした。いつの間にか外が静かになっていた。今日はもう図書館で集中できる気がしない。吉祥寺へ味噌の材料を買いに行こうと立ち上がる。準備をして外へ出ると晴れている。駅に向かって歩き出しながら、そういえば携帯ショップへ行くんだったと思い出す。やっぱり吉祥寺への買い出しは明日だなと方向転換。神社の前を通り図書館のある街の方へ向かう。嵐の去ったあとの静かな住宅街を歩く。ごみや枝が転がっている。歩いていると汗をかくくらい暑くなってきた。半袖になりたい。日陰のひんやりが嬉しい。
駅前にある携帯ショップへ行くと混み合っていた。受付で年配の女性と受付の男性が話している。困っている女性に対して男性の高圧的な態度が気になった。わたしの番になりプランの変更をしたい旨を伝える。この通り繁忙期で忙しいから何時間かかるか分からないと何度も同じ説明をしてうんざりしている様子で言われる。もうここにいたくなかったのでちょうどよかった。料金プランの変更はアプリからでもできるということまでは聞きだして店を出る。ブックオフに寄って本を探す。探していた本を見つけて買った。
今日は天気に翻弄される。急激な気圧の変化で頭痛がしてきた。こだわりの八百屋さんで癒されたい。よもぎ入り玄米餅と焼き芋を買った。今日は建物の中よりも外の方が息がしやすい。図書館のテラスで焼き芋休憩をする。日陰になった場所のベンチが空いていた。買った焼き芋は特大サイズだった。うれしい。皮をむいてかぶりつく。シルクスイートの上品な甘みは今日のような天気にぴったりかもしれない。冷めた焼き芋も嬉しい。あつあつよりも冷たい焼き芋の方が好きだ。ああ、夏になっても焼き芋が食べたいな。本当は一年中焼き芋が食べたい。
空を見上げる。わたしの上を飛ぶ鳥のお腹が見えた。まるくてかわいいなぁ。しばらく目を閉じて充電する。静かで気温もちょうどいい。気持ちが良かったけれど結局頭痛は治らなかった。産直市場でお水とニラを買って帰宅する。窓を開けて空気の流れを作る。今日はなぜかやたらと疲れた。カレー味のお味噌汁にニラをたっぷり入れて温める。あたたかいお味噌汁ですこし頭痛が治った。銭湯へ行く体力は残っていない。おうちで入る。お風呂から出る頃にはずいぶん頭痛も良くなってきた。お風呂上がりのストレッチで今日をリセットする。動きはにぶいけれどゆっくりと伸ばして緩めていく。気持ちがいい。

今日はなんだかずっとずっと布団が恋しい1日だった。ストレッチをしてクマたちの待つ布団にすべり込んだときのしあわせといったらなかった。もう眠ろう。今日はお休みの日だったんだ。