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退職したときやること(就職活動編)

前回は私が退職したときに行ったことのうち、社会保険やお金関係の手続きについてお話しました。今回は再就職活動についてお話します。
私にとっては初めての転職でしたが、50歳を過ぎての再就職活動はなかなか大変だということを痛感いたしました。

計画の作成

私は2020年の12月31日付で会社の早期退職制度で退職しました。
再就職支援会社を紹介してもらったので、正月が明けたらすぐに就職活動をスタートするべく、1月6日でアポをとりました。

再就職支援会社では、希望職種は「ハローワークの職業相談員」と決めており、ハローワークに勤務している知人から、1月末から2月初めに求人が公開になることや、求める人物像について多少の情報を得ていたため、そのことをお話ししました。
4月1日からの就職を目指し、求人が公開されたらすぐに応募できるように、まずは履歴書、職務経歴書のたたき台を作ることにしました。

キャリアの棚卸し

職務経歴書の作成にあたってはキャリアの棚卸し(今までどんな仕事をしてきたかの振り返り)が必要ですが、実はこの辺は在職中から少しずつ進めてきておりました。転職を考えてる方は、今までやってきた仕事、部署、実績などは時系列でまとめておくといいと思います。退職してからだと会社の情報にアクセスできなくなりますからね。
私も今までの仕事を振り返り、自分の得意分野や一番充実感のあった仕事等を思い出しながら、職務経歴書の元ネタをまとめていきました。

応募書類のたたき台作成

1週間ほどで履歴書と職務経歴書のたたき台を作成し、再就職支援会社の方にチェックしてもらいました。
履歴書は志望動機欄以外を変更することはほぼないので、一度作成すると楽ですね。
職務経歴書は再就職支援会社の方のすすめもあり、逆編年式で作りました。

ハローワークで求職登録

1月20日頃に前の職場から離職票が届いたので、ハローワークへ雇用保険の手続きと求職登録へ行ってきました。
ハローワークの窓口で相談するのは初めての経験でした。そこで求人検索の際、マイページという自分のアカウントを作っておくと検索が楽になると聞き、早速登録しました。

求職サイト登録

前述した通り、私は「ハローワークの職業相談員」が希望でしたので、求人への応募はハローワークからとなるのですが、一応、いろいろな求職サイトにも登録しました。
私の感想としては

リクナビマイナビのメジャーどころは求人件数も多く、オファーもそれなりにくるのですが、基本的に20代、30代向けのような気がします。
たまに、タクシー運転手や不動産営業等、希望職種とは全然違うオファーがくることもあります。

ビズリーチはやはりハイクラス向けだけあって、最初は登録すらできませんでした。どうやら年収がひっかかっていたようで、前職の年収を入力することでようやく登録することができました。
このようなハイクラスの求職サイトは、「専門領域でバリバリの実績をあげている人」が対象で、私のような、とりあえず営業をやってきて、未経験職種で仕事を探すような者には厳しいようです。残念ながらスカウトらしいスカウトはありませんでした、
リクルートダイレクトやエージェント系のサイトも同様な感じでしたね。

応募先の下調べ→応募書類の修正・面接対策

2月に入るとようやく待っていたハローワークの求人が出てきました。
同じ職業相談員でも、仕事内容や勤務場所の違いで何件かありましたので、応募可能なものはできるだけ応募しました。
結果、1件は書類選考を通過し面接へ進むも不採用、2件は書類選考通過せずとなかなかいい結果はでませんでした。この辺から妻からのプレッシャーも強くなってきたので、ハローワーク以外の求人にも幅を広げ、民間の人材紹介会社やの就労支援会社にも応募することにしました。
今までと違う求人に応募するため、求人票から求める人物像を考えたり、ホームページを見てキーワードを志望動機に盛り込んだりと応募書類を修正していきました。
そうした下調べや応募書類の修正をハローワークの求人でも行い、面接のイメージトレーニングをして応募を続けたところ、3月25日に希望職種のハローワークの職業相談員で内定をもらうことができ、なんとか4月からの採用に間に合いました。

以上が私の初めての転職活動です。
最初に書いたように50歳を過ぎての転職活動はやはり厳しいですね。
特に未経験職種となるとなおさらなのですが、私の場合、「キャリアコンサルタント」と「産業カウンセラー」という資格のおかげでなんとか採用してもらったのだと思います。
よく就職には役立たないといわれる資格(そんなことないかな?)ですが、職業相談の仕事では優遇してもらえるようです。

私の場合は希望の仕事が決まっていたため、ハローワークに絞って求職活動を行ったので特殊な例かもしれませんが、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

また、これから転職、再就職活動を行う方は、可能であれば
専門家にキャリアコンサルティング、カウンセリングを受けて、
しっかりとキヤリアの棚卸しをした上で、自分の興味、強みを活かせる仕事を検討し、応募書類の添削を受け、面接のトレーニングをして応募されるとよいと思います。

私のように再就職支援会社が使えなくても、ハローワークでも上記のようなサポートはしてもらえます(もちろん無料で。詳しくは最寄りのハローワークで訊いてください)。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

またよろしくお願いいたします。

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