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フランス滞在記 2023年冬 〜Airbnb編〜

今回の宿泊

パリ近辺の宿泊施設の高騰を受けて、ハイシーズンのクリスマスから年末にかけて1泊最低でも200€を超える施設が殆どであった。

人気のパリ8区や11区あたりはおおよそ1泊3万円前後から
良いホテルに泊まろうとすると5万円と半年前予約でも割高なホテルが多い(24年12月料金)

「1人節約旅」を実現すべく、宿泊施設は安くお得に泊まりたいとAirbnbを検討。とはいえ、パリの人気観光地周辺はAirbnbの間借りタイプでも非常に高額で(エッフェル塔の見える施設は1泊50万円も!)宿泊地探しは難航した。
そこで、以下の条件で宿探しを始めてみた。

①パリ中心地(1桁区)から1時間以内
②観光地から宿泊施設まで電車で往復20€以内
③ 女性1人で夜帰りでも比較的安全な場所

Airbnb

Airbnb自体は数回利用経験があるものの団体でしか宿泊したことがなかった。
旅慣れた友人にAirbnb1人でも良いよ〜と勧められ、とりあえず検索。
レビューを片っ端から真剣に読んだ結果、パリ中心地から電車で約30分離れた
アルジャントゥイユという地区に宿泊を決定した。

パリ北駅から列車で一本、30分程度で片道11.5€(1700円程度)

宿泊施設

宿泊施設は1泊あたり約5000円と、パリ周辺であればドミトリータイプでも実現しない格安っぷりである。

更に、
・「スーパーホスト」に選ばれておりホスト経験が豊富なこと
・仏語だけでなく英語も可能なこと ※仏語では少し不安があったため
・パリまで30分程度で到着すること

と良い条件だったのでこちらの施設に宿泊を決めた。
同期間に同じく間借りで宿泊していた韓国女性もひとり旅をしているそうで、彼女は仏語が流暢だった。

机や電源もあり中から鍵も閉められるので安心。

ホストも非常に丁寧かつ親切。少し早くついてしまったため荷物だけ預かっていただけないかダメ元で聞いたところ、部屋を準備してくれていた。

アルジャントゥイユ

アルジャントゥイユは、印象派の画家であるクロード・モネが7年間住んでいたことで有名だ。その間に156点もの絵を残したとのことだが、駅に到着した時点ではさほどその面影は感じられなかった。
数週間滞在し「移民も数多く住んでいる郊外の街」との印象を受け、パリ北駅周辺ほどではないものの少しばかり治安の悪さを感じる出来事にも遭遇した。

滞在中、駅から宿泊施設まではバスを使ったが運賃を払っている乗客が殆どいなかった。
列車の改札では私が通過した瞬間に5人ほど毎回連なり、揃って無賃下車していた。

勿論、悪いところばかりではない。

宿泊先のホストが大変丁寧にバスの乗り方、フランス式の鍵の開け方や電車での移動手段を教えてくれた(なぜか散歩中の男性からも門の開け方を教わった)

空港で片輪が壊れたスーツケースを階段で運ぶとき、複数の人がリレー式で手伝ってくれ、おまけにバスの時刻と方面まで教えてくれた。

滞在先からの景色:周辺の住居はアパートタイプが殆ど。ホストの主人によるとこの地域はAirbnbで自宅を貸し出す人はさほどいないという。
朝8時半のまだ真っ暗な外の様子。年末だからか通勤や通学の人は少ないものの、商店街の店員達が仕込みを始めていたり駅に向かって歩く人もちらほらいた。

早朝、街全体が教会の鐘の音に包まれ、鳥の声と静けさは都会の騒音を忘れさせてくれた。

一日中ライトアップされている大聖堂。訪れた時間が早朝と夜だったからかあまり人は見かけなかった

最後に

女性1人の旅行や、初めての海外旅行など少しでも旅行に不安や心配な点があれば正直この地域はそれほどオススメしない。
しかし、旅慣れており仏語又は英語でのコミュニケーションが可能であればかなりコストを抑えられるためもってこいの宿泊先だ。

是非節約旅を好む方には検討してみていただきたい。

※情報は2023年12月時点のものです
※人気ホストのため予約が連続で埋まっている可能性もあります
※情報保護のため念の為宿泊先はこの先に記載します

近くのスーパーでフランス土産に頼まれていた紅茶を買ったところ、現地のフランス人女性に美味しいかと声をかけられた。
友人に激推しされていたので勧めてみたところ追加で購入していた。

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