見出し画像

酸素室暮らし中の通院について


前回のnoteから今日までのあらすじ

レントゲンで胸水の症状が判明してから約7ヶ月、酸素暮らしになってから約5ヶ月が経った。

老年性の白内障が進み、(おそらく)ほぼ目が見えなくなったが、いまだにうさぎはごはんもトイレも身繕いもすべて自力でやっていて、今のところは飼い主の世話の仕方も本人の暮らし方も、元気な頃とほとんど変わっていない。

とはいえ、半年もあると流石に通院が必要なイベントが発生するもので、歳をとってからカットが必要になってきた臼歯の問題と、突然出てきたイボ(乳頭腫のようなものらしい)の処置のために通院をしたのでその時のことを書いていこうと思う。

通院イベントの発生

はじまり

ある日突然目頭にでかいニキビのような出来物ができていた。

薬を取りに行くついでに写真を見せたところ、命に関わるものではないとのことで、本人も気にしてなさそうだったので様子を見つつ生活をしていた。が、その後それが徐々に成長していって、バイオハザードの映画に出てくる特殊メイクかな?という状態になっていった。

まずかかりつけ医に相談した

本人が後ろ足で引っ掻いて血だらけになってたりしたので、流石にと思って写真を撮り、かかりつけ医に状況を相談することに。
病院に電話し、写真をもとに現在のうさぎの状態でも出来物の処置が可能かを確認してもらった。すると、麻酔をして切除する以外に、結紮ができる可能性が高いということで、連れて行けば処置をしてもらえるとのことだった。
(なおこの出来物は、結紮1週間後にポロリと取れて、今は驚くほど跡形もなく綺麗になっている…結紮すごい…主治医の結紮位置すごい…)

移動中の呼吸の補助方法を検討する

通院したら処置してもらえるというのはありがたいものの、数年前に引っ越した影響でかかりつけ医は割と遠い。そのため、通院の間どのように酸素濃度を維持するかについてを考えなければいけなかった。

色々と調べた結果、わたしの場合には選択肢は下記の二つかなと思われた。なお、どちらも株式会社ユニコムの製品。

オーツーアスリート

携帯型酸素発生器(ネコポスに入るくらいのサイズのボンベ缶)。別でレギュレーター、専用マスクが販売されている。割と高い(正直)が、レギュレーターとマスクは一度買えば何度でも使えるし、何より課題を解決してくれるので今回はこちらを選択した。

②酸素濃縮器オキシビーナス・ミニ1000

車のシガーソケット(電源ソケット)と接続し、車内で利用できる小型の酸素濃縮器。2週間のレンタルコースがあり、基本契約料と2週間のレンタル料合わせて1万2000円前後でスポットとして借りることができる。(詳細については公式のページを参照して欲しい)
なお、わたしの場合は車もレンタルする必要があり、今回はこちらの案は見送り。

ちなみに持ち運びができる酸素濃縮器がないか調べたものの、どれだけ検索しても胡散臭いものしか出てこなかったのであんまりこっち方面で冒険しないほうがいいかなと個人的には思う。

オーツーアスリートの他に使用したもの

①45ℓの透明ビニール袋

ドラッグストアで10枚入りとかで販売しているやつ。中が確認できるので透明のものがおすすめ。
これでキャリーをなんとなく包んで(密封はしない)、レギュレーターに接続した専用マスクのチューブ先端をキャリーに差し込んでおく。

②キャリーが入るトートバッグ

これは飼い始めた頃から持っているドデカトート。
これくらいのサイズ。

③酸素濃度計

普段家で使っているものをキャリーの上に置いて移動中の酸素濃度の確認に使った。

④保冷剤

これは真冬でもマスト。袋で覆うことと呼吸によりビックリするくらいキャリーの中の温度は上がります。大きめの保冷剤をキャリーに入れて、予備も荷物にいれておく。

使ってみた感想

キャリーのジッパーを少し開けてチューブを差し込み、酸素ボトルから酸素を送っている

オーツーアスリートを実際に使ってみた感想としては、予想してたよりも酸素濃度を維持できる、だった。

利用前は口コミなどをめちゃくちゃ漁って、5分しかた保たないとか20分は保つとか色々な声に正直不安だったが、実際使ってみると、小さめのキャリーでだいたい30分/1本くらいの消費だった。

常にレギュレーターを開いておく必要はなく、酸素濃度が十分だなと思ったらレギュレーターをcloseにすれば良いので使い勝手はかなり良い。

ただ、ボトルを交換する際、残った酸素が出てシューッと割と大きな音を立てるので、電車など公共交通機関内では少し気になるかも、と思った。わたしは乗り換えや電車を降りた際に駅のホームで交換するようにした。

方法はいくらでもある

酸素室をレンタルする際にも思ったが、今回、通院の必要性が生まれて色々と調べてみると、何についても方法はいくらでもあるなと思った。
本人のストレスができるだけミニマムに済むように。飼い主としてはとにかくそれが最も大きな願いなので、今後も新しい出来事が発生したら都度それに向き合って最適解を探していきたいなあと思う。

この記事が参加している募集

ペットとの暮らし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?