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⑦ 毎日リハビリ運動とリハビリ散歩をかかさない、

  文芸春秋の新年特大号の特集「私が大切にしている10のこと」に習って、今の自分の10をあげ、順を追って説明しています。

① 全ての人と横の関係
② 監視人殿(妻)には決して逆らわない、
③ 息子達に必要な援助はおしまないが、口はださない、
④ 二人で暮らせる限り人形町に住む
⑤ 驕らず、転ばず、風邪ひかず
⑥ 自分の病気のことはネットで徹底的に調べる
⑦ 毎日リハビリ運動とリハビリ散歩をかかさない、
⑧ いつも上機嫌なふりをする、
⑨ 日記を書く
⑩ 本を読み、1行コメントを書く

⑦ 毎日リハビリ運動とリハビリ散歩をかかさない、

 74歳でリタイアして東京に戻り、あとは旅行三昧と目論んでいたが、人生はそんなに生やさしいものではなく、都立神経病院で脊髄小脳変性症と診断され、行動が制約されてしまった。小脳の変性による運動神経の劣化らしい。なんとかならないかと、ネットで調べて大手町の某鍼灸院に3カ月ほど通い、大枚をはたいたが、効果は皆無だった。
 
 それではと、再度ネットで調べると、脊髄小脳変性症にはリハビリが不可欠とのこと。そう言えば神経病院の医師もリハビリで驚くほど効果のある人もいる、と言っていた。某サイトに、リハビリの体操と発声練習が写真、図入りで丁寧に解説してあり、自宅で充分できる。これだ!と以降、基本的に毎日リハビリ運動、リハビリ発声、リハビリ散歩を頑張っている。
 
 一時、スクワットなどのやりすぎで腰が痛かったこともあるが、回数を減らしてロキソニンを張り、今は大丈夫だ。昨年来の食道癌治療で3回入院した時は抗がん剤や治療の副作用で歩けなくなったが、一時的な現象で数日後に回復した。退院して自宅に戻ってから、リハビリを再開し、以降、毎日励行している。
 
 運動神経劣化の回復は出来ないが、これ以上の悪化を防いで現状を維持出来れば、まあまあ普通に生活できる。無理に運動回数を増やして頑張るのは逆効果、少しでいいから毎日欠かさないことが肝要なのである。朝起きて朝食前に、所定の運動を行う。時間にして20分ていど。朝食後、発声運動を行い、昼前に散歩に出かけて30分ほど歩く。歩数にすると3千乃至4千歩程度だ。毎週のように千葉柏の癌研東病院に通院するのも、結構な距離を歩くし、色々頭を使うからボケ防止にもなる。
 
 昨今、食道癌治療は一段落し、ふらつきの進行もほぼ止まっている。先日アマゾンで和田茂樹「80歳の壁」を購入して積読中だが、次に読む予定。人生はまだまだ長い(かもしれない)、最後まで楽しむのだ。

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