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川越祭

 2010年10月川越祭りの日記です。

 川越祭は360年の歴史があり、
国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 土曜日の午前、大宮からJR川越線に乗ると、
乗客の大半が、楽しそうな親子ずれや老若のカップルなど、
川越祭りに行きますと顔に書いてある・・・ように見える。
川越駅に着き、本川越の繁華街に向かって歩き出す。
祭りの二日間は、周囲数キロが自動車の乗り入れ禁止になり、
100万人の人出を予定しているとのこと。
歩くに従い人が増え、祭りの雰囲気が出てくる。

 道の両側に仮設の舞台が作られ、
笛、鐘に合わせて、ひょっとこのお面を被った人が、
手を木の葉のようにひらひらとさせて踊っている。
踊り手は、おじさんもいれば、子供もいるようだが、
お面を被っているので、定かではない。

 20分ほど歩き、わんこの写真で人気の飲食店に到着する。
店の前で、客が黒い中型犬を抱いて、店主が写真を撮っている。
中型犬は自分の仕事と認識しているようで、大人しく抱かれる。
幸運を呼ぶ犬とうたって、今朝のテレビで紹介されていたので、
見物客も多く、けっこうな賑わいだ。
店主が次々写真を撮って、その場でプリントして、客に渡している。

 我々もビールを飲み、食事を終へると、写真を撮るというので、
妻殿がいすに座って、わんこを抱き、こっちは横にしゃがむ。
写真は直ちにプリントして渡された。わんこがかわいいし、
妻殿も、そのつもりで見れば、若くかわいい・・・ようにも見える。
自分だけがジジ、不満だが、今更どうにもならない。

 更に、有名な蔵の街の雰囲気を楽しみながら、祭りの喧騒を歩くと、
高さ4,5メートルの大きな山車が次々とやってくる。
山車の天辺には義経や家康といった歴史上の武士の人形がそびえ立ち、
中段では、笛、鐘を鳴らし、太鼓を叩き、ひょっとこが踊っている。

 先はまだまだ続きそうだが、人がどんどん増え、
朝の通勤電車の如く、押し合いへし合い状態になる。
迷子になっては面倒なので、年がいもなく手をつないで歩くが、
この辺りでよかろうと回れ右して、駅に向かった。

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