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食道癌の再再発

 8月に再発して治療した食道癌が2カ月後に又も再発した。
 
 昨年3月に食道ガン(ステージⅡ~Ⅲ)が発覚し、国立癌研究センター東病院で先進の陽子線治療を受け、1年程は異常なかったのだが、今年8月に、昨年治療を受けた跡に癌が出現、最初の再発だった。
 
 同じ場所に再度の陽子線治療はできないのが、癌の深さが粘膜内に留まっていたので(t1b)、レーザーを用いたPDTで治療した。PDTは、癌に選択的に取り込まれる腫瘍親和性光感受性物質(レザフィリン)を体内に投与し、内視鏡で患部にレーザーを照射して腫瘍内で、光学反応を生じさせて、腫瘍細胞を破壊する局所治療だ。持病(脊髄小脳変性症)の悪化を杞憂して手術は避けたい。
 
 PDT治療して一月後、又も再発した。再再発だ。PDTで治療した傷跡は順調に治癒しつつあるのだが、その隣に新たな癌が出現、前回と同様に、昨年陽子線治療した範囲だ。内視鏡専門の医師と相談し、明日23日(月曜日)に入院して、翌24日に再度PDTを受けることに決まった。
 
 内科の担当医師は、一つ一つ潰していきましょうと言う。全くその通りで異論はない。今後も再発の可能性は高いが、その都度、治療を積み重ねれば、やがて収束すると思う(ことにしている)が・・・・万一収束せずに発散してしまえば、それまでだ。
 
 なお、癌の自覚症状は全くなく、治療による体調への影響も殆ど無い。胃腸も喉も正常(頭は怪しいが)、体調は万全なのである。

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