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曲げわっぱのお弁当箱

 2014年10月の日記です。
 
 2000年から新潟、埼玉、姫路と転勤してきたが、
この10年ほど、昼食のお弁当を会社に持参している。
お弁当箱とお箸箱は、ずっと100円ショップの樹脂製だが、
特に問題なく不満もない。
ところが、先日、会社でお弁当の包を開くと、
あっと驚く、木のお弁当箱と箸箱が現れた。
 
 お弁当箱は2段重ねで、ご飯とおかずが別々。
底板と上蓋が楕円の平板、
側面は薄めの板が楕円に沿って綺麗に曲げられ、
一回りして木の皮で止めてある。
板曲げには特有の技術を要し、曲げわっぱと呼ぶらしい。
何れも木目の美しい杉の白木、香りがほのかに残り、
お弁当も美味しい・・・ような、気がする。
食べ終わり、一方を上下さかさまにすると、
他方の内側にスポット収まり、一段になる。

美味しかった・・・
重ねて一段にする

 帰宅すると、妻殿の曰く、
あなたが木の食器が好きなので捜していた。
偶々見つけ、店の人が半額だと言うので、買ってきた、とか。
半額を強調するので、元は幾らだったのか、と訊くと、
憶えていない・・・とのこと。

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