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「驕らず、転ばず、風邪引かず、」

 200x年新潟時代の日記です。
 
 昨日は6月の第一土曜日、会社のOB会が開催された。
OB会に登録されているメンバーは約250人、
60歳で会社を定年退職する人は、平均余命25年程度だから、
過去の毎年の定年者は10人程度だったことになる。
 
 各会員の近況報告が3行コメントで書かれた紙が配布され、
それぞれの老後が語られている。
自分の数年後を思いながら読むが、年々身近に感じる。
今回の出席者は65人、60代、70代が大半で、80代の方がちらほら。
 
 会冒頭、会長(80代)の説明で、
今年であらたにOBに登録された方が6人、
亡くなった方が10人とのこと。
全員で黙祷をささげる。
 
 何人かの挨拶の後、酒と料理が出され、乾杯して、懇談となる。
大半が新潟に住んでいるが、
中には関東に住んでいる人もちらほらおり、
この会のために年に一度新潟に来るそうで、
何人かは、もののついでに、ゴルフを楽しむとか。
暇と余裕があるのだろう。
 
 いろいろな人と懇談するが、ほとんど知らない人だ。
過去の歴史の積み重ねの結果が、現在の当社となっているわけで、
皆様に感謝している。
などと、まじめな顔で言うのが、たいていの人が半信半疑だ。
 
 最後に一本締めだが、その時の言葉が、
「驕らず、転ばず、風邪引かず、」、心から納得する。
 
 
 追:この時から既に15年経つ今でも、
   毎年OB会の案内状が送付される。
   同じように会員の近況報告を書いたものが送られるので、
   あの時の人がどうなっているか、興味深く読んでいる。

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