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万代島美術館

 2008年10月21日の日記です。
来週東京に転居するので、今日は新潟での最後の日曜日。
箱根のポーラ美術館コレクションが新潟に来ているとのことで、
万代島美術館に行ってきた。
 
 万代島美術館をネットで調べると・・・・
新潟県立万代島美術館は、新潟市の中心部を流れる信濃川の河口付近に位置する複合コンベンション施設「朱鷺メッセ」の中にあります。
長岡市にある新潟県立近代美術館と共有する所蔵品は約6,000点。所蔵品による展覧会と企画展を入れ替えながら年5~6本の展覧会を開催しています。
・・・・とのこと。ヘッダーは「朱鷺メッセ」です。
 
 展示の前半が印象派で、後半がピカソ
合計100枚ほど展示されている。
すいていてゆっくりと眺めることが出来た。

 先ずは、モネが並んでいる。
連作で知られる、「サンラザール駅の線路」、
「睡蓮」の各一枚があるが、
箱根のポーラ美術館にある「積藁」「ポプラ並木」はない。
お勧めはSLの白煙が主役の
「サンラザールの駅の線路」・・・かな。

モネ「サンラザール駅の線路」


 ゴッホも2枚あるが、どちらも初期のもので、
独特の躍動感がない。
シスレーも3枚ほどあり、それなり。

 ルノワールは数枚あり、「水浴の女」、
「レースの帽子の少女」がある。
少女の澄んだ瞳、やや上向きの鼻、唇のふくらみが、
少し、いたずらっぽく、すこし、大人っぽく、
なんとも、良い表情をかもし出している。

ルノアール「レースの帽子の少女」


 ゴーガンの「小屋の前の犬、タヒチ」もよかった。
ゴーガン特有のどぎつさが抑えられていて、
牧歌的で落ち着いた味がある。
他にも、スーラ、クロス、ルドンなどが並んでいる。

ゴーガンの「小屋の前の犬、タヒチ」


 マチスが何枚かある。
大原美術館にある「画家の娘」 が好きなのだが、今回は無い。

 ムンクが一枚、「犬のいる自画像」がある。
全体に逆光で暗く、やや抑え気味で2匹の犬の雰囲気が良い。

ムンク「犬のいる自画像」


 最後はブラック、ルソー、ローランサン、
ピカソと続くが、 好みではない上に少々疲れたので、殆どスキップ。

 美術館ではいつも、仮に一枚だけもらえるとしたら、
どれにするかを考えることにしている。
今回は、枚数が多く迷うが、
一応、ルノアールの「レース帽子の少女」に決定。
2枚ならゴーガン、3枚ならムンクかな。

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