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週末は花見・冷酒・コーヒー

 2013年4月の日記です。
 
 花見と冷酒の週末だった。
先ずは、土曜日の朝、御茶ノ水から青梅特快に乗り、
多摩川上流の御嶽渓谷に行った。
前回、料理旅館に一泊した時は真冬だったが、
今回は、季節が進み、桜咲く早春だ。
 
 曇天故か、歩く人は殆どいない。
急流の水面を眼下に、若干のゆれを感じながらつり橋を歩く。
岸辺はごつごつした大岩と一面の小石、
咲き始めの桜、枝先に無数の細かい新葉を着けた欅、
深緑の杉林、遠くに霞む山並み、
いつもながらの、絵に描いたような絶景に見とれる。
 
 橋を渡り、遊歩道を歩いて、某造り酒屋系のレストラン、
いもうと屋に到着する。
10人ほどの団体客がいて、程ほどの混み具合だが、
渓谷を見降ろすガラスの窓際に、ゆったりした気分で席を占める。

眼下の急流


 
 眼下では、時折上流からカヌー人が
パドルを操りながら大岩を縫って急流を下ってくる。
飛沫が冷たそうだが、必死に動いているから
案外汗をかいているのかもしれない。
たっぷりと時間をかけて景観と冷酒を楽しみながら、
いもうとお弁当を食べ、最後にコーヒーで〆る。
 
 翌日曜は午後から浅草に行く。
急な寒気故か、浅草公園の満開の桜は些かも散る様子は無い。
地面にシートを敷き、所謂花見をしている人達もいるが、
乱れた様子は無く、ゴミも散らかっていない。
昨今の花見はお行儀がいい。
川向こうのスカイツリーは、上半分が雲に隠れている。

隅田川沿い浅草公園の桜


 
 公園を後にして浅草寺に向かう。
本堂や五重塔は、赤の塗装や金の塔頂など、少々派手・・・過ぎる。
浅草寺を抜けて演芸場近くまで歩き、
飲み屋街で呼び込みの若い女性を横目に雷門まで戻る。
最後に、蕎麦屋で冷酒、カフェでコーヒーを飲み、週末を終える。

浅草寺

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