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病院遠征

 昨日は千葉柏の癌研東病院で内視鏡検査の日だった。
 
 同行する監視人殿は咳が止まらず、前夜眠れなかったようだが、けなげにも大丈夫と言って、早くから支度する。7時40分ごろに家を出て9時前、無事に病院に到着、最初に内科で先日受けたCT検査の結果を聞く。結果は真っ白、今回も食道癌から他の臓器の転移は認められない。
 
 次に内視鏡の検査を受ける。いつもの如く検査台に横になり、口から内視鏡を入れられる。今回担当の医師は珍しく女性、マスクと眼鏡で顔は見えないが、小柄でふくよかなのはわかる。後ろに男性医師が構えていて、大事なところになると、助言、指示しているから、女性は初心者なのだろう。という事は、当方は練習台か・・・・と思わぬでもないが仕方がない。
 
 検査時間はいつもよりずっと長い、喉と胃をじっくりと時間をかけて見た後、食道、特に癌治療部をじっくりと観察する。いつも通り組織検体をとるのだろうと構えていたが、その様子がない。結局取らずに検査は完了した。「今日は検体を取らなかったのですか?」と訊くと、男性医師が「特に問題ありそうな部位がなかったので取っていません。」とのこと。経過順調とのことらしい。
 
 朝から何も食べていないから食べた方がよかろうと、午後1時に9階のレストランに行く。当方はランチA(魚のフライとキーマカレー)、監視人殿はきつね蕎麦の食券を購入、窓際のカウンター席を確保する。番号を呼ばれると、監視人殿が食事を運んでくれる。ランチAはまあまあ・・・・カレーのスパイスがよく効いている。監視人殿もきつね蕎麦を完食したから、それなりだったのだろう。ホッとして、暫し、目の前の景観を眺めると、スカイツリーが黄砂でやや霞んでいる。

魚のフライとキーマカレー750円
きつね蕎麦650円
スカイツリーがやや霞んでいる。

 何とか無事に病院遠征を終えて3時過ぎに帰宅したが、監視人殿は着替えて直ぐに、少し寝ると隣室に引っ込んで、そのままずっと出てこない。全く音沙汰ないのでよく寝ているのだろうが、それはそれで心配にもなる。でも兎も角1人で何とかせねばならない。風呂の支度をして入浴し、冷蔵にある余り物で夕食を食べた。
 
 9時ころ、監視人殿が起きてきて、状況を理解するのに少々時間がかかったようだが、なんとか理解し、自分の食事を準備して食べ、食後のコーヒーを飲んで、寝た時は11時過ぎ、わが家では珍しい夜更かし(?)だった。

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