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この絶景レアかもしれない

あちこちで「トラベルライター」に名乗っている私だが、実は内心自分のことを「トラベルライター」だとは思っていない。

いや、トラベルしてライティングしているので「トラベルライター」なのは間違いないのだが、本業はサラリーマンなので、「じぶんトラベルライターで〜すひょいひょ〜い♪」と誇れるほどの知識やスキルがあるわけではない。

なぜ名乗っているのかといえば、「自分ただ旅行が好きなだけなんで……、知識とか全然ないんで……」という言動をすると、私が外部メディア様で書く記事の信用度がなくなって迷惑がかかるからである。

平均より日本の観光地にくわしい自信はあるのだが、1つの観光地に何百回も行っているわけでないので、地元の方はもちろん、その観光地にほれこんで毎年訪れている方に比べると、当然知識ははるかに劣ってしまう。

何が言いたいかというと、もし旅の途中に素晴らしいものを見つけたとしても、私は土地に詳しくないので、その素晴らしいものがいつもその場所にあるのか、奇跡でたまたまそこにあるのか分からないのである。

分かりづらいのでもっと具体的な例を出そう。

この写真は長野県にある信濃追分駅の駅前の景色である。幻想的な夕霧が広がっており、思わず撮ってしまった。

だが、信濃追分駅の前が幻想的な夕霧をながめられるスポットであるという話は聞いたことがない。

これを私が外部メディア様に「信濃追分駅前は幻想的な夕霧が眺められる絶景スポットです!」と書いたら大嘘つきになってしまう可能性がある。

もしかしたら、本当に毎日幻想的な夕霧が発生しているのかもしれないが、1回しか訪れたことがない私は知る由もない。

結局、知っているのは地元の方など、その場所を見慣れている方だけだ。

「この場所はきれいだけど――まあ、どこにでもよくあるような普通の景色だから」と地元の方が思っている場所こそ、よそ者から見たら他にはない絶景なのかもしれない。

#旅行 #一人旅 #絶景 #トラベルライター

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