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旅行中における悪天候について
旅行中の天気の話でもしよう。
旅行中は、できる限りいい天気であることが望ましいと思う。
ここでいう「いい天気」は晴天のこととは限らない。
基本的には心地のいい晴天がベストだが、雨のふる城下町など、いわゆる悪天候が風情をかもしだすこともある。
豪雪の温泉街も風流だし、
雨でネオンがきらめく繁華街もムードがある。
とはいえもちろん、悪天候がそのまま悪い方向に働く場合の方が多い。
これは霧で視界ゼロの八幡平。
八幡平の沼。サイレントヒルのボートに乗るシーンではない。
これは身延山。ふもとは視界がいいが、背後の山は霧でおおわれていて視界が悪そうだ。
視界が悪そうなので、ここでしか手に入らない目薬「久遠水」を入手。これを入手しているかどうかでエンディングが分岐する(何の?)。
長い長い石段をのぼる。
ロープウェイを使ってさらに上へ。前も後ろも霧で見えず、時々下の木々すらおぼろげになり、何もない真っ白な空間に浮かんでいるように見える。
自分の罪の意識を具現化したクリーチャーかと思ったら、頭が変形した異形のキティちゃんだった。
これは画像読みこみエラーではない。身延山からのながめだ。
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観光地にはいつでも旅行雑誌やインスタグラムで見るようなベストな天気でいてほしいが、それは人に対して「いつも笑顔でいてほしいな」というのと同じであり、無理な相談だ。
観光地は人と同じくその時によって様々に表情(天気)を変えていく。タイミングによって印象も変わっていくので、あまりよくないタイミングに訪れてしまったとしてもそれはそれとして、また再訪すればいいや、くらいの気持ちでいたいものだ。
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