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ちょっぴりフシギなわくわくホテル

お世辞にも広いとはいえない土地に1億2700万もの人間がひしめいている日本。

長期休暇の時期ともなると、観光地に一斉に大移動を始め、海外からも人がつめかける。

ぼけーっとしていると、良いホテルは一瞬で満室になってしまう。

私は旅行の予約を忘れることがわりとよくある。

その時もわりと直前まで忘れており、気づいて探した時には、観光地から数駅離れた、田んぼや幹線道路しかない寂しいところにポツンと建つホテルしか予約できなかった。

しかしそのホテルは、素泊まりで一泊15,000円もするという高級なホテルだった。閑散期は半額以下になるようだが、その価格から期待が持てる。

人気のない最寄駅でおり、幹線道路から外れて田んぼの間を抜けたところにそのホテルはあった。

まるで人目をしのんでいるかのような立地条件だが、外観はお城みたいでなかなかオシャレだ。

だが、正面のドアが開かない。窓もすべてカーテンが閉まっており、中をうかがうことができない。もっと開放感があってもいいとは思うのだが、まるで中をのぞけないようにしているかのようだ。

裏の駐車場に回ると、入口があった。表からではなく、裏の暗い駐車場から中に入る作りになっているようだ。

部屋はやたらと広かった。一人で使うには大きすぎるベッドやムード満点のランプが快適さを演出している。ファンシーな壁紙もかわいらしい。

ちなみにベッドはリモコンでぐいんぐいん動いた。一人で10分くらい遊んでいた。いろいろな体勢で楽しめそうだ(睡眠を)。

お風呂はちょっと浅い代わりに背もたれ部分が斜めになっていて、寝そべる感じで入るタイプだった。あまり見たことがない。

洗い場も広くて、同じく横になれるくらいあった。洗い場で横になることなんてないとは思うが。

泡風呂のもとが日数分あったので毎日作った。

これは初日の写真なので甘いが、最後のあたりはもっこもこの泡を作れるようになった。

チェックインの時以外は従業員を見ることがなかったりと変わったホテルだったが、広くて防音も抜群で過ごしやすかった。

価格や立地条件さえどうにかなれば、他の場所に似たようなホテルがあったら泊まりたいと思っている。

#旅行 #一人旅 #孤独 #ひとり遊び


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