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遊園地的旅行と冒険的旅行

旅行は「遊園地的旅行」と「冒険的旅行」に大別できると考えている。

遊園地的旅行とは、観光客にお金を落としてもらうために環境を整えて仕組み作りをした場所を訪ね、そこで「楽しませてもらう」旅行だ。

例えば京都(ここの京都は県ではなく京都市を指す)などがこれにあたる。

対して冒険的旅行は、観光客がくることを想定していない(または想定していても観光客にお金を落としてもらったり受け入れる仕組みが未発達な)場所を訪ね、「楽しみを探す」旅行だ。

道に迷うなどのトラブル自体を娯楽として楽しむ傾向がある。

これは、自分が楽しいと思う場所であればどこでもいいのであらゆる場所が対象となる。

ラーメンに例えると、即席麺が遊園地的旅行で、自分で麺から出汁まで作るのが冒険的旅行だ。即席麺の方が楽だし確実においしい。自作のラーメンは手間がかかるしおいしくするにはスキルが必要だが、それを試行錯誤する過程も楽しいし上手く作ればとてもおいしい。

遊園地的旅行と冒険的旅行のどちらとも旅行なので、どちらがよいとか悪いとかはない。

私はどちらも楽しいと思っているが、冒険的旅行を好む人を「他人と違うセンスを持っているアピールする変人」あつかいする雰囲気と、逆に遊園地的旅行を好む人を「旅の本当の楽しさを知らない初心者」あつかいする雰囲気は少し苦手なので、どっちも同じ旅行好きなんだし、ニコニコしようぜ、と思っているのである。

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