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ヘアウェイブ・レコードの「思いのままにペンでスラスラ」

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音楽と音楽の記憶とそのメモ
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#アヒル

第4話 さよなら21世紀

第4話 さよなら21世紀

独立系の音楽レーベルであるヘアウェイブ・レコードは、寒川のうらぶれたマンションに入居していた。ここには、失職した行き場のない青年たちが集い、世間に背を向け、非生産的なレコードを作っていた。マンションの住人や自治会の連中は、彼らをヘアウェイブ族と呼び、地域社会に溶け込もうとしないこの青年たちを疎み蔑んでいた。
事務所内には、100円〜300円で購入された、膨大な量のアナログ・レコードが壁一面から床に

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