自己肯定感を高める、を違う角度から【Youtubeから】

最近、見たイチローさんのYoutubeのお話。

堀田茜さんからの質門、「仕事でうまく行かないことがあって、自分を否定してしまい自己肯定感が低いなと感じている」← ここへのイチローさんの回答がとても意外なところから始まるのが面白かった。

「自己肯定感という言葉を聞いたことがなかった。」
「自己肯定感が高いってなんか気持ち悪い…」

と言っていた。そんなことを聞くとムズムズする感じらしい。

『仕事は思い通りに行かないもの』というのが基本にあって、自己肯定するのに抵抗がある、とイチローさんが語った。でも、自分を否定するのではなくて、いつも自分に疑問符をつけているとのことだった。

例えば、対談の後に、人を傷つけることはなかっただろうか？傷つけたかもしれないけれど、それがその人の前進させただろうか？といつも疑問符はつけている。『否定』ではなくて、自分の行動について振り返りをしている。

というのも、自己肯定感が高くて、明るいライフを送っている人は人としての厚みが生まれるのだろうか。今の風潮にあっている人達なので、世間一般的に否定もされないし、厳しいことを言ってもらえる第三者もいない。そんな時、その人達は自分を振り返ることができるのだろうか。自分を律する時間があるのだろうか...とイチローさんが語った。

自己肯定感というよりは、何かを成し遂げた時の満足感、達成感、手ごたえが好き。今までできなかったことができるようになる。自己肯定感ではなくて、自分との対話を続ける、悩み続けるままでいい。（もちろん、否定しすぎるのではなく）、と続けた。

何が一番素敵だったかというと、

「堀田さんは今、すごくいい状態だと思います。ちょっとぐらい不安はあった方がいい。そのままの堀田さんでいいと思います。」

そして、それに対して堀田茜さんが、

「不安な状態でもいいんだ。そのままでいいんだとほっとした気持ちになりました。私も手ごたえのあることをしていきたいです。」

と明るい笑顔が素敵でした。

手ごたえのあることを重ねていくと、過去の自分と今の自分にだいぶ差が見える、とこのお話が終わりました。

自己肯定ではなくて、いつも自分の成長に目を向けて、自分に疑問符を持っているイチローさん、かっこいい。

私も、自分に疑問符を持ち続けたいなと思った瞬間でした。

Youtube : イチロー、”自己肯定感の高め方”に持論 思いがけない回答に堀田茜が感嘆「ステキですね」オリックスグループ『イチ問一答』インスタブラムライブ映像

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