見出し画像

ママ、怒らないで

「またお母さん怒ってしまったね。だめだね。ごめんね」

「こわい声でいわなくていいんだよ」
「やさしい声でいったらいいんだよ」

怒ってしまった日は、電気を消した寝室で息子に謝ります。

「やさしい声でいったらいいんだよ」と息子に言われると気分は息子の妹。
泣きそうになります。

そんな日の夜中。
アンガーマネジメントと思わず検索したら、

この本に出会いました。

ママが子育て中につらさを感じるとき、実は子どもの姿に小さい頃の自分が重なり、ママが置き去りにしてきた、自分の子ども時代の心の痛みを感じていることが多々あります。

という一文を読んだとき、いやな予感がしました。
見てはいけないものを見てしまったような。でも泣きそうになるから不思議でした。

AC アダルトチルドレン が幼少期に受けた心の傷を引きずったまま大人になり、子育て含め、人間関係全般にわたって歪んだものの見方や考え方、人間関係のパターンを繰り返してしまう問題について扱った書籍です。

日本人の8割がACだとする説もあるそう。個人よりも目上や社会、他人に合わせることが求められる日本の風潮事態がACを育てる土台になっているそうです。

私は兄に対して強烈なコンプレックスがあるようなのです。

なんでもできるひとつ年上の兄に対してはいまだに苦しくなるほど、劣等感が・・・・

親戚や両親の対応が兄と私で何かちがうきがする。
私は誰にも期待されていない、と早い段階で悟っていました。

ある日、息子に絵本を読んでいるとき、途中から聞いていなかったのです。
聞いていない息子に淡々と本を読むうち、キレる。
本を全部捨てるといいだす私。泣く息子。止める夫。泣く1歳。
地獄絵図でした。

無視されることにどうしようもなく怒りが止められない。
怒るようなことではないと頭では分かっているのに、止められない。
私は息子を相手にして、両親への怒りを向けているのかもしれない・・・

「兄と比較しないで」
「泣くなといわないで」
「私のままでいいと言ってほしい」

たぶん、「私」が無視されていたような体験だったのかなぁ。

書籍の最後には、心の傷を負わせた対象に対して、手紙を書き(渡さないけど誠実に書く)、私が受けた心の傷を伝え、その問題は相手の問題であり、私のものではないと明確にし、負の連鎖を終わらせることを宣言します。

蓋をしていた心の傷に向き合い、歪んだ認知を修正し、生きづらさを解消していくこと、それが息子を怒らずに育てるために必要だと学びました。


父とも、兄とも全然違う夫。怒っている私をたまに笑ってくれる夫のおかげで、脱力気味に自分の課題と向き合えそうです。


怒りが止められない方がおられたら、いちど立ち止まって、本当は何に怒っているのか、誰に怒っているのか考えてみるのも一つかもしれませあん。ちょい苦しいですが😂


最後までお読みいただきありがとうございます😊





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?