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「働けなくなってしまったとき」にどのような場が必要か。 〜小さく働く選択肢、「アルバイトとボランティアのあいだ」の取り組みから〜

「アルバイトとボランティアのあいだ」の働き方


一般社団法人NIMO ALCAMOは2022年度、休眠預金活用事業の助成を受け、休職者・離職者向けの就労支援プロジェクト「しごとの間借りプロジェクト」を実施しました。
そこで実践したのは、飲食店の空き曜日に店を間借りし、「週1日だけ、1人分の仕事を3〜4人でシェアしながら働く」という小さな働き方。
アルバイトより負荷は少ないけれど、ボランティアにはない適度な緊張感がある。
このような、一般的な就労へ向けた準備のための就労を「中間的就労」といいます。

10名の定員に対し40名以上の応募があったその働き方を振り返りながら、今の若者が求めている支援の形やプロジェクトの成果を、育て上げネットの工藤さん、Co-Work-Aの田中さんと一緒に振り返っていきます。

「しごとの間借りプロジェクト」

また、2022年末に実施した休職者166名のアンケートから見えてきたことを振り返り、「働けなくなってしまった時」にどのような支援が必要なのか、今不足している支援について考えます。


【登壇者プロフィール】

◯スピーカー

工藤 啓(くどう けい) 認定NPO法人育て上げネット 理事長
1977年、東京生まれ。米ベルビュー・コミュニティー・カレッジ卒業。2001年に任意団体「育て上げネット」を設立し、若者の就労支援に携わる。2004年にNPO法人化し、理事長に就任。現在に至る。著書に『NPOで働く- 社会の課題を解決する仕事』(東洋経済新報社)、『大卒だって無職になる――“はたらく”につまずく若者たち』(エンターブレイン)、『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(共著・朝日新書)など。
金沢工業大学客員教授、東洋大学非常勤講師。「一億総活躍国民会議」「休眠預金等活用審議会」「就職氷河期世代支援の推進に向けた全国プラットフォーム」委員など、内閣府、厚生労働省、文部科学省委員歴任。長男次男、双子の三男四男の父親


古市 邦人(ふるいち くにひと) 一般社団法人NIMO ALCAMO 代表理事
キャリアコンサルタント、公認心理師。
2010年に大学卒業後、公文教育研究会(KUMON)へ入社。その後2013年にNPO法人HELLOlifeへ入社。事務局長として、地域若者サポートステーションの総括コーディネーターや、大阪府が運営する「OSAKAしごとフィールド」の運営責任者など、就労支援に関わるプロジェクトディレクターを歴任。既存の就活の枠組みにとらわれない様々な就活方法、働き方を探求・提案する。2020年に独立し11月に一般社団法人NIMO ALCAMOを立ち上げ、多様な働き方を生み出す「しごとの間借りプロジェクト」などを実施中。

◯モデレーター

田中 成幸(たなか まさゆき) 合同会社Co-Work-A 代表社員CEO
1982年生まれ。大学院在学中に半年ほどひきこもりを経験。3回の就職活動を経て2008年に株式会社野村総合研究所に入社。子ども・若者に関する調査研究・中間支援に携わる。
2017年より認定NPO法人育て上げネットに参画し若者の自立支援に携わる傍ら、若者の起業支援を手掛けるGOB Incubation Partnersにも参画、ひきこもり状態の若者から起業を目指す若者まで幅広く関わる。現内閣府子ども・若者支援地域協議会・総合相談窓口アドバイザー

【イベント詳細】

<日時>
2023年2月9日 (木) 9:30~11:00

<参加方法>
オンライン(ZOOM)

<参加対象者>
若者支援をされている方
福祉関係の方
教育関係の方
テーマに関心のある方

<タイムスケジュール(予定)>
9:25 入室開始
9:30 ご挨拶・開催趣旨について
9:35 「しごとの間借りプロジェクト」実践活動報告
9:55 トークセッション
10:40 Q&A
11:00 終了

<主催・助成>
主催:一般社団法人NIMO ALCAMO
助成:休眠預金活用事業『長期化する若者の「コロナ失職」 包括支援』

<主催・助成>
以下Peatixページよりお申し込みください。
https://nimoalcamo0209.peatix.com/

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