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【風向風速計取付編0】風を見る機械購入

風を見る機械。
それは風向風速計。
見えない風の向きと速さを教えてくれる文明の利器。
海のオオカミシーウルフと目される(←こんな表現ありません)熟達したヨッティならウインデックス風見鶏なぞ見なくとも、頬にあたる風で
「相対風030から12ノット、真風向080で7ノット」
等とわかるのかもしれませんが、飼い慣らされ、甘やかされた駄犬の如く、全く研ぎ澄まされない、むしろ丸められた感覚でぼんやりとしかヨットに乗らない私の事、

じっとマストトップのウインデックスを眺め、一呼吸、二呼吸と時間を置いた後、
「ああ、風はあっちの方から弱め…かな?」
程度の、小学生の読書感想文レベルのアウトプットしか出てこない昨今、皆様如何お過ごしですか?
私は元気です。

さて、今のヨットに乗り換えてから欲しい欲しいと思っていた風向風速計ですが、可動部の無い(つまり、壊れ難そうな)、

コレなら風速40mとかでもへっちゃらじゃない?

こんな感じの、超音波センサータイプのが欲しかったのです。
このCalypsoさんから出ているやつは、スマホにBluetoothで接続するタイプ。
しかし、欲しいのはこれじゃない!
NMEAでデータを吐け!とは言わないので、専用のディスプレイに、しっかりはっきり表示して欲しい。

そんな商品を待ったのですが、まったく出てくる気配無し。
そこで、購入したのが…

バーン!

これ。

Nasa Marine InstrumentsのCLIPPERシリーズ。
春先にゆうこうマリンさんで購入しようと思ったら、長く在庫無しが続いておりました。半導体不足のせいかしら?
痺れを切らして問い合わせをしたら、次回入荷の目安を教えてくれて、入荷したらお知らせしてくれると言うご親切。
そして先日お知らせがあり、即座に注文→さっき到着と言う訳です。

今の水深計も同じCLIPPERなのですが、表示部ディスプレイ

水深計の時はドキドキしながらハルに穴を開けたなぁ…

固定方法やサイズが同じでしたので、水深計の時のノウハウがそのまま活用出来るので、迷わずこれ!
そして安価なんですわ、水深計もコレも。

このシリーズの風向風速計は、

・有線式の相対風向・風速モデル
・有線式の真風向・風速モデル
・無線式の相対風向・風速モデル

と、3モデルが販売されておりますが、一番取り付けが簡単そうな無線モデルをチョイス。
だって、マストの中に配線通して、さらにハルの何処かに穴を開けて更にキャビンも配線… いやいや、そんなの面倒面倒!
無線式のマストトップのセンサーユニットは当然スタンドアローン単体稼働なので、取り付けるだけでOK(多分今回の作業のクライマックス部分だけど)。
この部分、ソーラー充電1時間で13時間稼働。
フルチャージで2,000時間(83日よ!)動くと言う優れもの。
壊れるか、充電池がダメになるまで放置でいい感じですね。

実は先日から、このブログ的な物がきっかけとなって、ウチのヨットの兄貴分であるHABER800のオーナーさんと知り合いまして、何度かマリーナにもお越し頂いて情報交換をしています。
そのお方、後から有線式の風向風速計を取り付けたそうなのですが、やっぱり大変だったそう。
そりゃそうだよね…

と言うわけで、早速開封。

表示部の高さが110mmだから、そこから大きさを想像して下さい

意外と小さいし軽いですね、良かった(大きく重い程壊れそうな気がする)。

どれどれ、部品は全部揃ってるかな?

説明書に内容一覧が無かった…
でも、多分全部揃ってるっぽい。
一部、両面テープで止められたスポンジが剥がれちゃってたりしますが、そこは英国のメーカーですよ。
エリザベス女王在位70年記念と言う事で、大きな心で水に流してやろうではありませんか。

とりあえず動くかどうか、念のため初期不良チェックのために通電してテスト。

GNDはなんで被覆してないんや…

ユニットとディスプレイ部を配線し…

何かと登場の多い安定化電源。
ここから12Vを供給してやり…

さーて動くかな?

ちゃんと動きますな、大丈夫大丈夫(不良品じゃないと言う意味で)。

レスポンスが、風力で2〜5秒、風向で3〜6秒くらい遅れる感じ。こんなもの?
どれくらいの間隔で、センシングを得てるんだろうか?
ここまで説明書をまったく読んで無いので、レスポンスの設定とかあるのかもしれないし、無いかもしれない。
ま、動くと言う事は確認出来ましたので、後は追々説明書を読んでいきます。

あとは、

んー
んーー
んーーーー

マストを倒した時に撮影したマストトップ周辺の写真をジロジロ眺めて、どこにどうやって付けようか考える日々になりそうです。

やはり、マスト灯移設がスマートな気がするなぁ…

風向風速計取付編1へ続く