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【ティラー製作編3】背に腹を変えられず覆水も盆に返らず

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まだ明るいうちに家に帰り、いよいよ板を接着して角材っぽい物にする時が来ました。共働き故に、早く帰って来れば家は一人。
まずは接着剤。 普段使ってるのとは違うエポキシ接着剤を買いました(そんなに頻繁にエポキシ接着剤を使うような事がそもそもありませんが)。 普段エポキシ接着剤を使うとしてもほんのちょっだけ、せいぜい10〜20cc程度なんですが、今回は1m近い板を4面接着。 ざっくり計算すると1.3平方メートルくらいの面を接着する事になります。
これがどれくらいの接着剤を必要とするのかわからなかったので、途中で追加するとしても何も考えずに「ぐにゅー」っと出せば2液とも同量出てくるタイプにしたわけです。
さて、家人のいないうちにリビングに一式を並べます(物が大きいからね)。

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フローリングを汚すと恐らく血祭りにあがるのでシートを敷いて、クランプ4つ、接着剤、接着剤を混ぜるためにキッチンから拝借したタッパーと混ぜるヘラ(小さめ)、木に接着剤を塗るヘラ(大きめ)、ティラーになる予定の木(本花梨1枚、スプルース 2枚、チーク2枚)と、クランプで挟む時に噛ませる板2枚(この間余ったウォールナット)です。

接着剤を出して…

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混ぜて…

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思ったより粘度がありました…  初めて使うブランドをいきなり本番ってのは失敗だったかも…

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と言ってもアレなので、塗布しはじめます。

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うーん、高粘度だな、なかなか均一になりません。 そして接着剤が足りない…

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追い接着剤します。

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ま、まぁこれくらいで許してやるか…
最初にコアになる本花梨にスプルースを接着し、次に外側になるチークを接着したところで接着剤が尽きました(2本買ってて2本使い切った)。
あと2枚は、また接着剤を買ってからやる事にしたので、とりあえず今日はウォールナットの板を当ててクランプで…

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挟んで固定してベランダに放置し、タッパーやヘラを捨てて、シートも畳んでベランダに。 換気をして何食わぬ顔でテレビをつければ、家人は何も気がつきません。 タッパーが1つなくなっている事が気付かれませんように…

で、翌日夕方に鼻歌を歌いながら接着剤の接着はどうかなー? なんて思いながら見に行ったんですよ。 そしたらですね…

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あれ? なんか間違ってないか?

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え? 本花梨 - スプルース - チークとなっているはずが、スプルース - 本花梨 - チークの順番で接着しちゃってるじゃーん!!!
接着剤を剥がせるわけもなく、色々な要因(主に家人が帰って来る前に作業を終わらせようと言う焦り)で、一晩で材料がゴミになってしまいました。
電動の糸ノコがあればチークは救えるかもしれませんが、当然そんな物持っているわけもなくゴミにするしかない??

とりあえず手元に残ったのはチーク1枚にスプルース1枚。
再び残り3枚を買い直して同じ工程で作るか否か? うーん、板の背と腹を間違えて接着し間違えたお陰で覆水盆に返らず現象勃発です。 まさに、背に腹はかえられない…

ティラー製作編4に続く