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【惰話】説明書の類は読もう(と言う自戒を何度も繰り返す)

えー、今週末は四国に遊びに来ておりまして、

新居浜の「どんどん」にて

うどんをツルツルと飲んだり、

新居浜の「料心味力 秀」にて

魚介を堪能したり、

アイソレーター取り付けた
カッコいい艤装品の取り付け方
知見の無いタイプのスライダー兼ガフスパーリフター

知人のヨットの電装や艤装をいじくり回したり、

シン・尾道三部作(尾道が近いから)

桟橋のカモメを蹴散らしたり(野生動物の虐待ダメ!絶対!)しておりまして、ホームポート詣自分のヨットいじりが難しいので、どうでも良い話を書きますか。

◾️家でもヨットでも車でも

使う道具ヨット周りの説明書はちゃんと読めと言うお話です。
少し前になるんですが、10年住んでる我が家の台所での話。
ガスコンロの掃除をしていて、はめ殺しの部分に新たな発見を。

ここなんですけどね、掃除してたら、実はここは物入れの蓋であった事が発覚。
え?どう言う事かわからない?
つまり、

今は菜箸やトング、ターナーなどを入れて便利に

↑こう言う事ですよ。

いや、のっけからヨットに関係無い台所かよ…と言う話ではありますが、10年近くここに物入れがあると知らなかった我が家のこの事件の原因は「説明書をちゃんと読んで無い」から。

我が家は、キッチンのガスコンロや換気扇や食洗機からユニットバス、ガス給湯器や洗面台やトイレの便座、天井埋め込みのエアコン、インターフォンやセキュリティシステム等々の説明書類が、新築時からA4の分厚いファイルフォルダに束ねられて納品(って言う?)されましたが、それまでただの一度もしっかり読んだ事が無く、物入れの奥底に。
このはめ殺しと思っていた部分も、後にガスコンロの説明書を読んだら、普通に書かれていましたわ… そりゃそうか。

この話をなぜ書いているのかと言うと、似たような話が、私のヨットライフの中でわんさかとあるからなんですわ。

例えば、8〜9年前かな?まだ夢の島マリーナでベネトウに乗ってた頃ですな。
潮で動きの渋くなったロープクラッチ、時間があったので分解整備してたんですわ。

昔のヨット、懐かしい

ハルから取り外したロープクラッチを家でバラバラにして真水で洗い、交換できるシャフトやスクリューネジは全て交換、グリスアップして組み戻している時にはた・・と気がつきました。
ロープを押さえつけて動かぬようにする部品カムが、下向きに押さえつける方向とは逆に持ち持ち上がって、ロープを通す時に東京ドーム2個分か霞ヶ関ビル4杯分の広大なスペースが出来る(一部誇張あり)ではありませんか。

えぇ!これ持ち上がるのかよ!!パナマ運河開通以来の海運革命!?(注:ロープクラッチに簡単にロープが通っても、海運となんの関係もありません)
と思いましたね、正直。

今までロープを通す時には、ロープの先を固めのビニルテープで巻くとかして工夫が必要だったんですが、(ハンドルを目一杯開いて)カムを持ち上げれば10mm径ロープ用のところに横綱の綱まわしをも楽勝で通せそうでした(これも一部誇張あり)。
まぁロープクラッチなんて最初から艤装されてるし、ヨットを中古で買った時に、その艤装品の説明書が付いているような事は稀でしょうから仕方ないのかもしれません。
多分ですけど、個別にロープクラッチを購入したら説明書が付属していて、そこには書かれている物と確信しております。

この話、自分でもすっかり忘れていましたが、最近、↓この記事を読む機会があり、

私と同じ道を歩んでいるベテランヨッティの方がいらっしゃったのか… と。
いやまてよ?時期で言うと私の方が何年も早く気がついていたわけで、私の方がベテランヨッティじゃね?(←バカ)

そんなわけで、説明書やマニュアルの類をしっかり(というか、せめてパラパラでも)読まないと、隠れた(って言うか気がついてない)機能があるかもしれませんよ。
いや、ホントに。

そんな教訓を刻み込まれた私、今のヨットを購入した際もマニュアル類が無く、ポーランドのメーカーに問い合わせると、すぐにPDFでウチのヨットのシリアルナンバーの入った、つまりウチ仕様に記載された専用のマニュアルを送ってくれたと言う経験が。

そのマニュアルでも色々発見はありましたが、一番の発見は、

む?!

定員最大4人
定員最大1人+500kgのバゲージ

と書かれてたこと(Class Bの場合。と言うかCの時の記載は無し。)。

それならあのシール…

ビルダーが最大4人と言ってるのに、大きさと吃水だけ計って8人を認めているJCI小型船舶検査機構どうなん?とか思ってしまいますわな。
(Class Cの場合はClass B+αとかあるのかな?)

さて、話変わって… いや、コアな部分では変わらないんですが、夏に車を買い替えたんですよ。

これまで乗っていた車と同じメーカーでの買い替えだったんでね、コンソールメニューの色々な入力メソッドも似通ってたし、何か大幅な機能追加があったわけでもないので、説明書を全く読んでませんでした。
それで特に不自由も無かったし。

そして先々週の事ですわ。
マリーナの帰り道で、何かこう… 車線キープして走行する機能があるんですが、その中でも若干左寄りとか右寄りにする機能は無いのかいな?ってメニューをポチポチして探していると、
キャットポー
なるメニューが出現。

走行中は危ないから色々試しちゃダメ!

なんだ?キャット??猫?
私が乗ってる車のメーカーは、足回りが「猫足」なんて言われている時代もありましたので、もしかすると(絵柄がシートだから)シートの硬さが変わる??とか思ってスイッチを入れると…

な、なんじゃこりゃぁ〜?

(↑松田優作で願います)
なんと!シートがマッサージシートに!!
背中や腰のツボを刺激してくるじゃありませんか!

お前、こんな機能付いてたのか!?3ヶ月間乗ってて気が付かなかったよ… ちゃんと説明書読まないとダメだわ…
もしかすると、買い替える前の車にも同じ機能が付いてたんじゃ…?

はっ!?結局知ってると思い込んでて説明書を読まない体質が、まったく改善されてない!l


◾️意識しろよ、自分

そう、意識しないと変われない。
何度も何度も(誤った)道を歩んでしまう。
あれだけ説明書説明書と思ってたはずなのに…ですわ。
意識しないとなんでも頭から吹っ飛んじゃう。

出航前に
・天候・波・風を確認する。
・航行予定海域の海の安全情報と大型船の入出港情報を確認する。
・ビルジや船体異常が無いか確認する。
・エンジン各部に異常が無いかを確認する。
・セイルやリグ、ハリヤードやシート類に異常が無いか確認する。
・舵やスラスターの動作を確認する。
・燃料残量を確認する。
・係船具を確認する。
等々、最低限の確認事項は色々とありますし、ちゃんとそれらを確認しないといかんと言う事も認識しています。
ところが、さっきの「マニュアル読まないとあかん」とわかってても、ついつい面倒でスキップしそうな今日この頃、如何お過ごしですか?状態なのに、こんな日常… つまりヨットを出すと言う行為でも、必要最低限のチェックをスキップさせてしまう可能性があるわけです。

◾️何度も繰り返す過ち

冒頭でちょっと書きましたが、四国に来て、知人のヨットにバッテリーアイソレーター?バッテリーセパレーター?的な物の取り付けました。

この時、
「多分こんな感じだろ?」
と、一切説明書を読まずにハーネスを外したり切ったり繋いだりしてたんですが、ハタと途中で間違いに気がつきまして、そこから初めてちゃんと

難しい配線でもないので最初から読んどけと言う話ですわ

説明書を読み、一命を取り留めたと言うアクシデントが(別に死にはしません)。
お陰で、一本だけプラス(本来は赤を使わないとダメ)のハーネスに黒色を使う事になってしまいましたわ、いつか直さないと。

もう一回書きますわ。

説明書を読め、自分!