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世界の郵便事情はちゃんと機能している。

たまげた。まじで、たまげた。
多分、いつかは届くだろうとは思っていたけれど、まさか本当に行方不明にならずに届くとは。

2021年12月13日。
私は、日本の母宛にクリスマスプレゼントの小包を近所の郵便局から送り出した。アメリカ東海岸からは通常4-5日で日本の国土に着地し、関税で1-2日足止めの後、数日で宛先に届く。合計で7-10日間。

Trackingのアプリに入力して、数日後に日本へ郵送する時と違う経路を辿っていることに気づいた。クリスマス前だからいろんな経路があるのかな。

ところが、数日後。小包はなぜかジャマイカに着陸した。

ジャマイカ?なんで、ジャマイカ?

勘のいい私はすぐに気づいた。郵便局員がシステムに入力する際に、おそらくpull-down menuで、アルファベット順の国名がJamica, Japanの順番。

 Jesus fucking Christttttttt !!!!

もちろん小包の宛名はJapanだし、私が用意した税関用の書類も当然正しい。その書類はちゃんと小包に貼りつけられている。それなのに、あの郵便局員のたったひとつの操作がそれをoverrideして、小包がジャマイカに送られるって、どうよっ!!

呆然として、それから毎日Tracking アプリの画面を見つめた。

ジャマイカのそこのあなた!ほら、気づいてよ。宛名はジャマイカじゃなくてジャパンでしょ!開けないで、送り返してぇぇぇ。

アメリカの私のところに戻ってくるか、それともジャマイカから日本へと転送されるか。…..それとも、ジャマイカの郵便システムのどこかで誰かがイタズラ心かやましい心で開封して、中身を盗んでしまうか。

何を送ったか。
クリスマスだから、母へ編んだスカーフ。父へ歯ブラシ。
noteに書いた子供達の記事。
チョコレート。

Tracking はそこで止まった。半年くらいチェックし続けたと思うが、さすがの私も諦めてしまった。

*****

今朝、母からテキスト。

一昨日小包届きました。ありがとう😊

まるで先週私が出した小包を受け取ったと思っている母。
私は何も送ってない。

は?小包?え?小包?
ま、まさか。あの小包?え。いつ出したっけ?

慌てて、手元に残しておいた税関用の書類を探す。

2021.12.13

ひぃぃぃぃぃ。1年3ヶ月前。

ジャマイカの郵便局員さん達。
どうもありがとう。涙。
本当にどうもありがとう。

私はこれからも世界の郵便機能を信じることにします。

ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。