金沢旅行の土産話。後編。七尾城へ。
帰りが遅くなりお風呂に入れなかったので、今晩は必ず、と自分に誓う。
この日は、昨晩の「おばんざい」の三人で能登の七尾城までドライブ。トップの写真は、七尾城本丸跡からの眺望。金沢のお城は、城跡しか残ってないものが多いらしい。
車を降りて少し登る。政治経営学者と言語学者はちょっと息が切れてた風だったけど、私はスタスタと。年取ってからは走る走れる必要はない。歩けさえすれば、どこへでも旅行できる。
お昼は、お鮨。お鮨。お鮨!!!
もっと食べたのに、写真撮ったはずだったのに、何故か撮れてなかった…。食べるのに夢中になって撮らなかったんだろうか。また行かなきゃ。
このアイスクリームのメニューをランチの前に見て、帰りにどうしても食べたいと言い張った私。
だから。焼津でも、巨峰ジュースを飲み、ほうじ茶アイスを食べたのだ。
浜辺を車で走れる箇所があるのだが、この日は風が強くて進入禁止になっていた。残念。
「次回は、輪島へ行きましょう」
そのときは、本物の輪島塗を。
50年は軽くもつから、家宝となって孫の代まで受け継がれるそうだ。
子どもたちが喧嘩しないように、飯碗と汁椀を一つずつだろうか。
金沢に戻ってきて言語学者を見送り、金沢茶屋での夕食。
この日は朝からずっと一緒に過ごして、二日目の夜。7時からの予約で、お店の電気が消える10時になっても話が途切れない。お互いがもつ思い出の数々が鮮やかによみがえって、つながって、そこに思いがけない発見があり、亡くなった彼の人への二人の理解が深まる。
旅館の玄関でお別れしたとき、こちらを向いたままなかなか立ち去れないような様子、名残惜しそうな彼の表情が忘れられない。また来春に必ず。楽しく豊かな二日間をどうもありがとう。
見送った後に「ギリギリ遅くまでごめんなさい」とお店の人に頭をさげ、
「さて、お風呂行ってきます!」と片手をすぱっと天に上げて宣言すると、同じように片手をすぱっと上げて「いってらっしゃいませ。ごゆっくり!」と返してくれた仲居さん。笑。
翌朝。
朝食完食のあと、またお風呂。笑。フォアグラになりそう。
チェックアウトのあと金沢駅に向かうが、2時間近くつぶす必要ありなので、コインロッカーにスーツケースを預け、お弁当とお土産を探しに行き、それでも1時間以上あったので、ちょっとお茶でも、と。
今から思うと、これは宇治抹茶(静岡抹茶ではなく)アイスのパフェだった。金沢の「麩」をデザートにするというコンセプト。カラフルな麩は最初サクサクしていて、そのうちアイスクリームによりしっとりとその食感を変えた。ウルトラ美味なり。
友達に写真を送ったら、「あんな朝食のあとに、そのパフェ食べたの?!」と呆れられる。
でもあのパフェを食べることができて良かった。焼津でななやの静岡抹茶ジェラートも無理してでも食べてみるべきだった…。
新幹線に持ち込んだアワビ飯弁当はさすがに食べられず、翌日に実家で両親とのランチに。冷めても美味しいお弁当という日本の食文化は素晴らしい。
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