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イシダテックに魅了されて。

何をきっかけに「森の鍛冶屋」イシダテックという会社のnoteを読み始めたのか、覚えていない。「日経COMEMO」のおすすめか、Noteのおすすめか。

『生産現場に「秘密兵器」をお届けし、お客様の成長に貢献する』というミッション。「秘密兵器」ってのがたまらない。

アメリカに住んでいる私。ハーフとはいえ日本語はできないアメリカ生まれ育ちの二人の子供が日本で働くことなどまずあり得ない。静岡。焼津。祖父母が静岡の出身だが浜松。静岡に行ったことはない。でも焼津というとお魚のイメージで、社会の授業で地理で焼津という土地名を学んだような気がする。そんな、全然接点のない私がイシダテックに魅了されている。

初めて読んだのは、総務部小山さんの記事。そしたら新人広報担当の伊藤さんが写真で登場。あらぁ、茶髪だ〜かわいい〜。へぇ、広報担当でも水色の作業服着てる。

私は読む文章の好みがかなりはっきりしている。書法にもこだわりがあって、一つの段落なのに一行一行の行間がいちいち空いてるとか、ぶつぶつ短く途切れた文章は苦手。しゃべり言葉ばかりの文章も苦手。太字が多すぎると、何のための太字だよ、と思ってしまう。

小山さんの記事は、写真や図の使い方入れ方、一文の長さや箇条書きの使い方が絶妙。引用枠の使い方や、インタビュー挿入も上手。イシダテックの業務作業内容など、シロウトの私がわかるわけがないのだが、そういう読者相手に、微妙に興味をもってもらえるレベルの難易度で説明している。

高専と大卒の新入社員、中途社員、入社50年のレジェンド。なんかもうそれはそれは、みんな一緒に楽しそうに仕事をしている。時々出てくる社長や先代が、思いつきで社員に難題押し付けて、みたいな話に思わず笑ってしまえるのは、社員がやりがい持って笑顔で働いているのが、noteから伝わってくるからだと思う。

もしかして、小山さんの広報力がずば抜けていて、私は騙されているのか?本当にこんな楽しい働きがいのある会社があるのか?と思った瞬間もあるけれど、小山さんの文章にも会社にも社長にも社員にも、ゾッコン惚れ込んでしまったから、読んだままを信じることにした。

どんな器械を作ってるんだろう、というのはずーっと気になっていたのだけれど、この記事を読んでびっくりした。

エビの目玉打ち抜き装置!(これこそ太字。)

映像を見て、なんでこれで目玉がくり抜けるの?と思いながら読み進んだら、だんだん数が少なくなっていって、最後に目玉をくり抜くのだと知り、二度びっくり。

そしたら、立て続けにコレ!

国際食品工業展などというイベントがあるということを知り、ヘェ〜と驚き、同時にそりゃそうだと思い、そしたら「からあげ」選別器械!NGと判断された唐揚げが吹っ飛ばされている!膝を叩いて、一人で大喜びの私。

日本ばんざーい!

我慢できず、コメント欄に「一体何の基準で識別されてるんですか?」と書き込んだら、お返事をもらってしまった。AIが異物をチェックして、吹き飛ばしているなんて。

AIが何かはわかる。Artificial Intelligence.でも具体的にどういう場でどんなふうにAIが利用されているのか、わかるようなわかってないような、というのがシロウトなのである。だから、へぇ!そんなふうにAI使うんだ、と現実感ありあり。

うちのムスコは来年の春に生物工学専攻と数学専攻で大学を卒業する。Geneticist (遺伝学者)になりたいらしく、今年の夏は遺伝子編集をやる会社でインターンシップが決まっている。

発案設計製作の全工程に関われるからイシダテックに就職しました、という社員の皆さんの言葉を読みながら、ムスコが大きな会社の一歯車にしかならないとしても、自分の役割が会社が創り出すもののどこに貢献したのかがわかって、それを誇りに思えるような仕事についてほしいと、思う。

ムスメが大学に進んだら、私は日本全国旅行するつもりでいるのだが、まさか、焼津の名スポット「ちいさなぱんやさん」の梅パンと、油屋さんのみそまんが売り切れる前に焼津に着いてお土産に買って、「金寿し地魚定」で平日限定ランチ1100円食べてから、石津浜公園にいって、それからちらっとでもいいから遠くからイシダテックの建物が見たいなぁ、なんて考えてしまう。山もってるんだよねぇ。高草山。のろし台があるんですよ、のろし台が。私は戦国時代の小説を読みまくった経歴があるから、遠州から駿河の国への伝令、なんて言われると血が騒ぐ。のろし台、見たいなぁ。私は織田信長ファンなので、今川義元とか徳川家康は決して好きな武将ではないけれど。温泉あったら旅館で一泊してから、翌日「朝ラー」食べて帰ればいいかな〜とか。

おかしいくらい、イシダテックに魅了されてしまった。

私のようなnote駆け出しクリエイターが、こんなふうに記事にしても、どれだけの人がイシダテックに興味をもってくれるかわからないけれど、私をフォローしてくれている、たくさんフォロワーのいるクリエイターさんの目に触れることを祈って。

P.S. この記事を準備している間に、FOOMAレポートが発表されました。からあげ選別器械を操作しながら、社員の方がからあげに話しかけてます〜。

イシダテック、第二弾はこちら。

第三弾。


ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。