"I am proud of you" と言う時。
"I am proud of you"
最近、よく耳にする。日本語に訳すと「あなたを誇りに思う」と仰々しくなるから、英語(日本語)で考えて英語(日本語)で話すバイリンガルな私なのになぜか使いにくいから、いろんな場面で耳にするたびに一瞬戸惑う。
それを言えるのは、自分と対等な立場ではない、両親や先生、コーチなどその人の成長や業績を見守る立場の人か、百歩譲って上から目線じゃないとしても、かなり親しい仲の相手であるべきだと思ってるのに、意外な相手から言われるとか、私の子供が言われてるのを耳にするとか。
なんであなたが言うの?
でも、大人になって家を出るムスメが、一人残されて老いていく母である私に対して言うのは、受け入れられる気がするから、自分でもまだよく整理できていない。
誰が誰に対して言ってもいいみたいな感じで、最近よく使われ始めているように感じるけれど、もしかしたら "All Inclusive"の副作用なのかもしれない。
こういう時は、決まってJonathanに質問する。
私は自分の子供に対しても、"I am proud of you" はここぞという時にしか言わない。もしかしたら、ムスコには20歳の birthday cardに書いたのが初めてだったかもしれない。
彼には中学時代にもう嫌というほど手こずらされて、高校時代にだんだん落ち着いてきたものの、もうこれ以上はいくら私が口酸っぱくして言っても、本人がやってみて失敗してやっとわかるという道を辿ってもらうしかないだろうというところまできて、大学へ送り出した。
車で5時間だから、近すぎもなく遠すぎもなく。そして、帰省するたびに一回りも二回りも成長したのが明白だった。この5月に大学を卒業して、あと一年で修士号を取得するコースに進む。
一方で、ムスメには18歳の birthday card に書いた。
"You have grown up to be such a good one that makes me proud to be your mom."
ムスコと違って、ムスメはもう十分なくらい大学に行く用意ができている。
だから心配しないで自信をもって大学にいきなさい、と本人にも最近言った。こんなふうに具体的に言う方が、ただ "I am proud of you"という漠然とした言葉をところどころで言うよりも、いかに私が本気でそう思っているかが、どうして私がそう思ってるかが伝わるのに、と思う。
ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。