さいきん読んだ比較的マイナーだけど超面白い漫画まとめ

前置き

ぼくは漫画が大好きです。友達もいないし飲み会も誘われたことないしマジで漫画くらいしか趣味が無いので年間700〜1000冊は読みます。
しかし漫画大好きではあるのですが、どうにも逆張り思考というか、大人気→即アニメ化決定するような漫画をどうしても斜に構えて見てしまいます。

そこでぼくが愛してやまない比較的マイナーな漫画の中で、最近読んで超面白かったやつを備忘録も兼ねてまとめたいと思います。なお「最近」の範囲はここ一、二年くらいの間です。おじさんなので二年前はだいたいおとといくらいの感覚。

最近読んだ作品に限定するのは、マイ・フェイバリット・マイナー・コミックスのラインナップがもはや固定されてきてるな、とか、マイナー漫画まとめっつって「惑星のさみだれ」はもう挙げらんないなとか、自分のなかの余計なしがらみを取っ払いたかったからです。

なお、マイナーの基準はぼくの主観100%なので「これがマイナー? 正気か……?」みたいなクレームは受け付けません。うるせえ。

前置きが長くなりましたが以下よりまとめます。

白山と三田さん

めちゃくちゃ「良い」。良すぎる。
スクールカーストで言えば下位寄りのカップルのラブコメ(?)なんですが、卑屈さはぜんぜん無くて、爽やかさとヘンな笑いが詰まってる。愛おしさしかない。マジで良すぎる。国語の教科書に掲載しろ。

潮が舞い子が舞い

「空が灰色だから」の阿部共実作品。
ぼくはこういう、登場人物がいっぱい出てくるタイプの学園ものが大好きなので当然好きになるに決まってた。スピーシーズドメインとか古見さんとかが好きなら絶対好きだと思う。
時折、阿部共実作品特有の不穏さがチラチラするところもたまらない。最高。

本田鹿の子の本棚

近頃娘に無視されるお父さんが、娘の不在時に部屋へ侵入、本棚を漁ることで関係改善の糸口としようとする……なんてのは建前の設定で、この作品の肝は娘の蔵書のヤバさにある。架空の激ヤバ作品が揃った本棚はひとつひとつがショートストーリー形式の漫画になっており、「ぼくはいったい何を読まされているんだ……?」となることウケアイ。
なにより本田と本棚で韻を踏んでいるタイトルのセンスね。ここに気づいてる読者はたぶんぼく一人だと思う。

僕が死ぬだけの百物語

「不安の種」みたいなオムニバスホラー。救いも対処法もない類の後味悪い怪談を百物語形式で楽しめるお得な作品。
語り手の男の子の環境も不穏な感じで、百物語が進むとどうなっちゃうの……? と一粒で二度美味しい(?)漫画

誰が文か

作者のハミタ先生がPixivで個人連載してるのをKDPで単行本化したもの。いま、メチャ一番アツいWEB漫画と言っても過言ではないでしょう
いやマジでぼくはリアタイで連載追ってますけど二巻出たら目ん玉飛び出て戻らなくなりますからね。ロイコクロリディウムみたいに。いまのうちから一巻読んで心の準備しといたほうがいいですよ。

スイカ

カンニング竹山ばりにキレながら関西弁でツッコミまくるほぼ関西弁の竹山な担任教師(見た目は竹山ではない)と、教室(?)に住み込んでる怪異(?)の少女スイカが織りなすホラーでロックな日常。
シュールギャグってえのはこうやるンだよ! って感じの作風で好きな気持ちを抑えられない。読むしかない。

翼くんはあかぬけたいのに

美少年と美少女が美男美女たちとシェアハウスするっていう設定だけ聞くとテラスハウスみたいだけど何やら様子がおかしいやべー奴しか出てこない
レーベル(?)が裏サンデー女子部だけど男子部のみんなも全然大丈夫です(?) よく言う「少女マンガだけど男が読んでも面白い」ってやつを超越してる

とくにある日々

ジャンルとしては日常ものなんだろうけど色々とおかしい。変わったことは特にない日々を独自の視点で描くんじゃなく、変わったところばっかりある。そんなヘンな世界観を当たり前のようにユル〜く描いてる。好き。

のんちゃんとアカリ

呪いの人形のんちゃんとサイコ女アカリが織りなすホラーコメディ。アカリがヤバすぎて呪いの人形がドン引きするのにゲラゲラ笑っちゃう。なのになぜか時々ホロリとさせられる。宇宙人+サイコ女の「侵略好意」と構造が似てる(こっちもおすすめ)。

性懲りショートステイ

下ネタ過多な会話劇コメディ。女の子が全員かわいい。ザ・位置原光Z作品って感じ。
位置原光Z作品はぜんぶ最高なので義務教育に取り入れて全国民が読むべき

ご飯は私を裏切らない

久しぶりに「凄まじい作品を読んだ……」って感じた漫画。グルメ漫画の皮を被った、いや被りきれてなくて色々はみ出まくってる作品。
ご飯は私を裏切らないってタイトルには、ご飯以外の世界のすべてから裏切られ続けてるって思いが込められてるような気がしないでもない。生きづらさを感じるすべての人に読んでほしい怪作。

デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い

デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い。

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